製造 part6 保安、防災

ミニテスト

レイアウト

隔離距離

  • ガス発生器、ガスホルダー、BOG圧縮機、LNG貯槽等のガス工作物は事業場境界、保安物件までの隔離距離が定められている
  • ガス又は液化ガスが漏えいした場合の火災等の発生を防止するため、可燃性のガス又は液化ガスを通ずるガス工作物と火気設備(ボイラー等)との距離が定められている
  • 液化ガス用貯槽相互間、ガスホルダー相互間、液化ガス用貯槽と高圧ガスホルダー相互間の距離が定めれらている

※すべてのガス工作物ではない

保安設備

照明設備

  • 操作を安全かつ確実に行うために必要な照度を確保する。
  • 誤操作のおそれがなければ携帯式照明でもよい。

インターロック

  • 誤操作による事故が発生することを防止するため、ある条件が満足されないと、電気的または機械的に機器が始動できないようにする機構

保安電力

  • 保安電力は、買電(保安電力として措置されたものに限る。)、自家発電、蓄電池のいずれかを確保する

防爆性能

  • 電気設備を可燃性ガスを通ずる設備やその付近に設置する場合は、その設置場所に応じた防爆性能を有するものでなければならない

滞留防止構造

  • ガス又は液化ガスを通ずる装置を設置する室は、その装置からガス又は液化ガスが漏えいしたときに滞留しない構造としなければならない

緊急遮断弁

  • ガスホルダーや液化ガス用貯槽に取付けた配管には、緊急時に遠隔で操作できる緊急遮断弁を設けなければならない

台風対策

台風接近前の準備

  • 現地点検を行い、飛散、倒壊の危険があるものは移動、固定を行う

台風接近通過時の対応

  • LNG船の入船、LNGローリー車等の輸送が困難となる場合があるため、事前に関係先と調整し、原料受け入れ計画の見直しを行う
  • 台風接近時は、徐々に気圧が低下し、相対的にLNG貯槽の圧力が上昇するため、事前にLNG貯槽の圧力を下げておく
  • 海が荒れ、海水の取水口にスクリーン設備にゴミが付着して海水取水量が低下する可能性があるので、注意する

台風通過後の対応

  • 台風通過号は、直ちに構内の点検を実施するとともに、台風接近前に処置した箇所を復旧する

動画コンテンツ

ミニテスト

第1問

台風接近時は、徐々に気圧が低下し、相対的にLNG貯槽の圧力が下降するため、事前にLNG貯槽の圧力を上げておく
不正解、相対的にLNG貯槽の圧力が下降するため、事前にLNG貯槽の圧力を上げておく→相対的にLNG貯槽の圧力が上昇するため、事前にLNG貯槽の圧力を下げておく
台風接近時は、徐々に気圧が低下し、相対的にLNG貯槽の圧力が上昇するため、事前にLNG貯槽の圧力を下げておく
正しい

第2問

高圧のもの若しくは中圧のもの又は液化ガスを通ずる製造設備で過圧が生ずるそれのあるものには、爆発戸、破裂板、水封器等を設ける
不正解、爆発戸、破裂板、水封器等を設ける→安全弁を設ける
高圧のもの若しくは中圧のもの又は液化ガスを通ずる製造設備で過圧が生ずるそれのあるものには、安全弁を設ける
正しい

第3問

停電によりガス工作物の機能が失われず、そのままガス送出を継続するために、保安電力、保安用計装圧縮空気等を有する必要がある
不正解、そのままガス送出を継続するために、保安電力→対象設備の保安を確保するのに十分な保安を確保するのに十分な保安電力
停電によりガス工作物の機能が失われず、対象設備の保安を確保するのに十分な保安電力、保安用計装圧縮空気等を有する必要がある
正しい

第4問

ガス発生器、ガスホルダー、増熱器等のガス工作物に対し、最高使用圧力や能力毎に、事業場の境界までの距離、あるいは学校等の保安物件までの最低限必要な距離が法令で定められている
正しい
全てのガス工作物に対し、最高使用圧力や能力毎に、事業場の境界までの距離、あるいは学校等の保安物件までの最低限必要な距離が法令で定められている
不正解、すべてのガス工作物→ガス発生器、ガスホルダー、増熱器等のガス工作物

第5問

ガスを通ずる装置を設置する室は、その装置からガスが漏えいしたときに滞留する構造とする
不正解、滞留する構造→滞留しない構造
ガスを通ずる装置を設置する室は、その装置からガスが漏えいしたときに滞留しない構造とする
正しい

第6問

台風接近時は徐々に気圧が低下し、相対的にLNG貯槽の圧力が上昇するため、事前に貯槽圧力を調整しておく
正しい
台風接近時は徐々に気圧が低下し、相対的にLNG貯槽の圧力が低下するため、事前に貯槽圧力を調整しておく
不正解、相対的にLNG貯槽の圧力が低下→相対的にLNG貯槽の圧力が上昇

第7問

全てのガス工作物について、ボイラー等の火気を取り扱う設備までの最低限必要な距離が定められている
不正解、全てのガス工作物→可燃性ガスや液化ガスを取り扱うガス工作物
可燃性ガスや液化ガスを取り扱うガス工作物について、ボイラー等の火気を取り扱う設備までの最低限必要な距離が定められている
正しい

過去問題

第1問

台風対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか

(1)台風は、停電等により二次災害を引き起こす可能性があるため、LNG、LPG、燃料油等を備蓄しておくことが大切である

(2)台風接近通過時は、LNG船の入船、LNGローリー車等の輸送が困難となる場合があるため、事前に関係先と調整し、原料受け入れ計画の見直しを行う

(3)台風接近時は、徐々に気圧が低下し、相対的にLNG貯槽の圧力が下降するため、事前にLNG貯槽の圧力を上げておく

(4)台風接近時は、海が荒れ、海水の取水口に設置したスクリーン設備にゴミが付着して海水取水量が低下する可能性があるので、注意を要する

(5)台風通過後は、直ちに構内の点検を実施するとともに、台風接近前に処置した個所を復旧する

解答
正解→(3)

(3)誤り 台風接近時は、徐々に気圧が低下し、相対的にLNG貯槽の圧力が上昇するため、事前にLNG貯槽の圧力を下げておく

第2問

製造所における保安設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか

(1)電気設備を可燃性ガスを通ずる設備やそれらの設備の付近に設置する場合は、その設置場所の状況に応じた防爆性能を有するものでなければならない

(2)可燃性ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物は、ボイラー等の火気を取り扱う設備までの最低限必要な距離が定められている

(3)可燃性流体を通ずる塔槽類には避雷設備を設ける

(4)高圧のもの若しくは中圧のもの又は液化ガスを通ずる製造設備で過圧が生ずるそれのあるものには、爆発戸、破裂板、水封器等を設ける

(5)自家発電装置、予備蓄電池又は電力以外の動力源を保有して、停電時に保安上重要な設備の機能が失われたり、危険状態にならないようにする

解答
正解→(4)

(4)誤り 爆発戸、破裂板、水封器等を設ける → 安全弁を設ける

第3問

停電対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか

(1)ボイルオフガス(BOG)圧縮機の停止時間が長くなるとLNG貯槽の内部圧力が上昇するので、内部圧力監視を強化し、必要に応じて放散処理設備による降圧の準備等を行う

(2)停電復旧後にガス送出を再開するときは、熱量が規定の範囲になるよう、十分な注意が必要である

(3)保安電力は、買電(保安電力として措置されたものに限る。)、自家発電、蓄電池のいずれかを確保する

(4)保安用計装圧縮機は、空気溜めによる供給、保安電力又は予備の動力を使用する計装空気圧縮機による供給、窒素源による供給のいずれかを確保する

(5)停電によりガス工作物の機能が失われず、そのままガス送出を継続するために、保安電力、保安用計装圧縮空気等を有する必要がある

解答
正解→(5)

(5)誤り そのままガス送出を継続するために、 → 対象設備の保安を確保するのに十分な

第4問

製造所における保安設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか

(1)ガス工作物の操作を安全かつ確実に行うための必要な照度の確保として、誤操作のおそれがなければ、携帯用照明具でも構わない

(2)ガスホルダーや液化ガス用貯槽に取り付けた配管には、緊急時に遠隔で操作できる緊急遮断弁を設けなければならない

(3)可燃性ガスを燃焼放散させるための燃焼塔であるフレアースタックには、パイロットバーナーや逆火防止措置等が必要である

(4)ガス又は液化ガスを通ずる装置を設置する室は、その装置からガス又は液化ガスが漏えいしたときに滞留しない構造としなければならない

(5)全てのガス工作物に対し、最高使用圧力や能力毎に、事業場の境界までの距離、あるいは学校等の保安物件までの最低限必要な距離が法令で定められている

解答
正解→(5)

(5)誤り すべてのガス工作物 → ガス発生器、ガスホルダー、増熱器等のガス工作物

第5問

製造設備の保安に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか

(1)液化ガス用貯槽相互、ガスホルダー相互、及び液化ガス貯槽とガスホルダー間の最低限必要な距離は、貯槽形式や直径に応じて法令で定められている

(2)誤操作による事故が発生することを防止するため、ある条件が満足されないと、電気的または機械的に機器が始動できないようにする機構をインターロック機構と呼ぶ

(3)ガスを通ずる装置を設置する室は、その装置からガスが漏えいしたときに滞留する構造とする

(4)照明設備は、ガス工作物の操作を安全かつ確実に行うために必要な照度を確保でき、誤操作のおそれがなければ携帯式照明でもよい

(5)ガスホルダーや液化ガス用貯槽に取付けた配管には、緊急時に遠隔で操作できる緊急遮断弁を設けなければならない

解答
正解→(3)

(3)誤り 滞留する構造 → 滞留しない構造

第6問

台風対策及び停電対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか

(1)台風接近前には現場点検を行い、飛散、倒壊の危険があるものは移動、固定を行う

(2)台風接近時は徐々に気圧が低下し、相対的にLNG貯槽の圧力が低下するため、事前に貯槽圧力を調整しておく

(3)台風接近通過時はLNGローリー車の出荷作業や輸送が困難となる場合があるため、事前に出荷先と調整し、運行計画の見直しを行う

(4)保安電力は、買電(保安電力として措置されたものに限る。)、自家発電、蓄電池のいずれかを確保する

(5)保安用計装圧縮空気の配管には、他の配管等へ保安用計装圧縮空気が流出することを防止するための措置が必要である

解答
正解→(2)

(2)誤り LNG貯槽の圧力が低下するため → LNG貯槽の圧力が上昇するため

第7問

ガス製造所における保安設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか

(1)ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分には、不活性ガス等で置換できるようノズル等を設ける

(2)電気設備を可燃性ガスを通ずる設備やその付近に設置する場合は、その設置場所に応じた防爆性能を有するものでなければならない

(3)可燃性流体を通ずる塔槽類には避雷設備を設ける

(4)全てのガス工作物について、ボイラー等の火気を取り扱う設備までの最低限必要な距離が定められている

(5)災害等の緊急時においても製造設備を安全に制御できるように、耐火構造等の建築物内に計器室を設置する

解答
正解→(4)

(4)誤り すべてのガス工作物 → 可燃性ガスや液化ガスを取り扱うガス工作物

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