テキスト
導管の材料
鋼管
- 省略
鋳鉄管
- 省略
ポリエチレン管
- 小口径のポリエチレン管は、スクイズオフ工具を用いて、ガスを遮断することができる
フレキ管
- 耐食、耐久性に優れ、可とう性にも優れており、耐震性が高い
- さや管に入れて、フレキ管と本体が土に触れないようにすれば埋設できる
- フレキ管は、ガス用ステンレス鋼管を圧縮加工により波付けし、ポリエチレン(軟質塩化ビニル)で被覆して製造される
- 低圧内管に使用
導管の接合
融着
- ポリエチレン管の接合に使用される
ヒートヒュージョン(HF)
- バット融着、ソケット融着、サドル融着の3種類がある
- 継手部が盛り上がるので、目視で融着状態を確認できる
エレクトロヒュージョン(EF)
- ソケット融着、サドル融着の2種類がある
※バット融着はない - インジケーターにより融着状況を確認する
埋設
- ポリエチレン管の埋設工事においては、ロケーティングワイヤーを管に沿わせて設置する
導管設計
円周方向の応力
P:内圧(㎫) D:内径(㎜) t:管厚(㎜)
軸方向の応力
P:内圧(㎫) D:内径(㎜) t:管厚(㎜)
上載荷重
- 埋め戻し土による上載荷重は、導管の埋設深さに比例する
- 管の円周方向に生じる曲げモーメントは、管頂又は管底で最大となる
車両荷重
- 車両荷重により埋設導管に作用する荷重は、埋設深さの2乗に反比例する
- 埋め戻し土による上載荷重は、導管の埋設深さに比例する
温度変化による熱応力
- 両端が固定された直管において、温度変化による熱応力は管の長さに無関係
ミニテスト
第1問
第2問
第3問
第4問
第5問
第6問
第7問
過去問題
第1問
ガスの圧力(内圧)により導管に生じる軸方向の応力σℓを求める次の式について、【 】の中の(イ)~(ハ)に当てはまる語句等の組み合わせとして最も適切なものはどれか
(1)(イ)管の厚さ(ロ)4(ハ)管の内径
(2)(イ)管の内径(ロ)2(ハ)管の厚さ
(3)(イ)管の内径(ロ)4(ハ)管の厚さ
(4)(イ)管の厚さ(ロ)2(ハ)管の外径
(5)(イ)管の外径(ロ)4(ハ)管の厚さ
第2問
導管の設計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか
(1)両端が堅固に固定されている地上(露出)配管の場合、温度変化による熱量応力が生じる
(2)曲がり管と直管を組み合わせて伸縮を吸収する配管方法を可とう性配管という
(3)内圧により導管に発生する円周方向の応力は導管の管厚に比例する
(4)内圧により導管に発生する軸方向の応力は導管の内径に比例する
(5)埋め戻し土による上載荷重は、導管の埋設深さに比例する
第3問
導管の設計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか
(1)内圧により直管に生じる円周方向の応力は、内径に比例する
(2)内圧により直管に生じる軸方向の応力は、円周方向の応力の1/2である
(3)両端が固定された直管において、温度変化による熱応力は管の長さに比例する
(4)埋め戻し土による上載荷重は、導管の埋設深さに比例する
(5)埋設戻し土による上載荷重や車両荷重によって、管の円周方向に生じる曲げモーメントは、管頂又は管底で最大となる
第4問
フレキ管に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか
(1)フレキ管の圧力損失は、直管状態では鋼管よりやや大きいことに注意し、設計する必要がある
(2)フレキ管は、さや管にいれて、フレキ管本体が土と直接触れないようにすれば埋設できる
(3)フレキ管は、配管用炭素鋼鋼管(SPG)を圧縮加工により波付けし、ポリエチレンで被覆して製造される
(4)戸建ての免振住宅において、地震時の基礎側構造物と上部建築側構造物に生じる変異をフレキ配管で吸収する方法を採用した
(5)フレキ管は、釘打ちや建築中の踏み付け等による損傷を受けやすいので、防護措置を施す必要がある
第5問
ポリエチレン管に関する次の記述のうち、誤っているものはいくつあるか
(イ)エレクトロフュージョン(EF)接合には、バット融着、ソケット融着、サドル融着の3種類がある
(ロ)ヒートフュージョン(HF)接合では、インジケータにより融着状況を確認できる
(ハ)融着直前に、管と継手の融着面をエタノールで清掃した
(二)ポリエチレン管の埋設工事においては、パイプロケーターの使用に備え、標識シートを管に沿わせて設置する
(ホ)ポリエチレン管の埋設工事においては、パイプロケーターの使用に備え、標識シートを管に沿わせて設置する
(4)4(5)5
第6問
外径150mm、管厚5mmの鋼管が内圧1MPaを受けたときに管に生じる軸方向の応力(N/㎟)として最も近い値はどれか
(4)14(5)20