2019年 過去問題 乙種

供給

(ガ)問10

A点からB点に至る1本の低圧導管において、AB間の流量がQであったときの圧力損失は 0.6 kPa であった。B点でガス使用量が増加するため、口径が2倍の導管に全区間入れ替えを行った結果、圧力損失は 0.3kPa となった。増量後の流量の値として最も近いものはどれか。ただし、高低差は考慮しないものとする。

(1)1.0Q (2)2.0Q (3)3.0Q
(4)4.0Q (5)5.0Q
解答
正解→(4)4.0Q
初期の流量式はQ=k√(0.6×D5
口径を2倍にした際の流量式は Q=√(0.3×2D5
Q/Q1 = √ {(0.3×2D5)/(0.6×D5)}
Q=√ {(0.3×32)/0.6}× Q1 =√16× Q1 4Q1 

(ガ)問11

整圧器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 

(1) ハウスレギュレーターは一般に不純物除去装置と圧力上昇防止装置が一体化されてい

(2) 一次圧力大気圧又はスプリン(ウエイト)が変化すると駆動圧力が変化し流量曲線が全体的に基準状態時の流量曲線からずれるこのことをシフトという

(3) 専用整圧器等の負荷変動が大きところ使用さ圧器にって動特性は重要である

(4) 雨水地下水等の浸水のおそれある地下に設置する整圧器浸水を防止する措置を施す。 

(5) フィッシャー式整圧器の二次異常低下の原因としてメインバルブへのダスト類かみ込みによる締め切り不良が考えられ

解答
正解→(5)

(5)誤り 異常低下 → 異常上昇
(ガ)問12

膜式ガスメーターの故障に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 

(1) 計量膜の破損等により、ガスはメーターを通過するがメーター指が動かない故障は不である。 

(2) クランク軸さび付き等により、ガスがメーターを通過できい故障は不通である。

(3) 部品の摩耗等により、器差が変化し計量法に規定された使用公差を外れる故障は感度不良である。 

(4) メーター出側の圧力変動が著しくなりガスの燃焼状態が安定になる故障はあおりである

(5) ガス中の水蒸気がメーター内で凝縮し、故障の原因とることがある。

解答
正解→(3)

(3)誤り 感度不良 → 器差不良
(ガ)問13

外径150 mm、管厚 5 mm の鋼管が内圧 1 MPaを受けたときに管に生じる軸方向の応力(N/㎟として最も近い値はどれか。

(1)5 (2)7 (3)10
(4)14 (5)20
解答
正解→(2)7
軸方向応力は以下の式で求められる
応力(σ)=P(内圧)×D(内径)/4×t(管厚)
σ=1×140/4×5=7N/㎟
(ガ)問14

選択排流法及び強制排流法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 

(1) 選択排流法は、導管と電気鉄道のレールを電気的に接続し、導管に流る電流をレールに帰流させる方法である。 

(2) 選択排流法は電源が不構造が簡単であり、常時防食効果がある。

(3) 強制排流法は、外部電源法よりも安価に設置できる。 

(4) 強制排流法は電気鉄道への影を考慮する必要がある。 

(5) 選択排流法、強制排流法のいずれの方式他の金属構造への干渉及び防食を考慮する必要がある

解答
正解→(2)

(2)誤り 常時防食効果がある → 常時防食効果がない
(ガ)問15

導管の工事に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 

(1) ポリエチレ管を屋外に保管する際に外線による劣化を防止するためシートで覆っ。 

(2) 漏れたガスが滞留するおそれあるピット内に配管したので、点検口を設けた

(3) 架管を絶縁性の支持具によって支持し構造物との絶縁を確実に行った

(4) 防火区画を貫通する内管を施工する際に壁との隙をモルタルで埋めた。 

(5) 接部の放射線透過試験を行うにあたり射線被ばくによる害を防止するめ非破技術者を選定した

解答
正解→(5)

(5)誤り 非破壊試験技術者 → エックス線作業主任者
(ガ)問16

溶接と非破壊試験に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか 

(1) アークにはアーク溶接やティグ接等がある。 

(2) 熱影響部とは溶接の熱で溶融金属組織や機械的性質が変化した母材の部分を。 

(3) 溶接欠陥のオーバーラップとは接金属の止端が母材と融合せず重なり合った状態をいう。 

(4) 超音波探傷試験は内部のきず又は均一層からの超音波の反射によりそれらの存在やきさを検知する方法である。 

(5) 粉探傷試験における磁粉模様の幅きずの数倍から数十倍になるたきずの幅大され容易きず存在をることができる

解答
正解→(2)

(2)誤り 変化した母材の部分 → 変化を受けた溶融していない母材の部分
(ガ)問17

導管の維持管理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 

(1) 低圧導管の管体に腐食孔が発生したので久修理として樹脂ライニング系の更生修理工法を施した

(2) 低圧管の管体に亀裂が発生したので恒久修理として切断し取り替え

(3) 地中探査レーダーは中に向けて電磁波を入射埋設管で反射した電磁波をらえて埋設位置を探査するものである。 

(4) 導体式ガス検知器の検知可能なガスは可燃性ガスに限定され。 

(5) 地下圧による継手不良箇所からの浸水は一般に低圧導管に発生する

解答
正解→(1)

(1)誤り 更生修理工法は漏えいを予防する工法のため、恒久修理にならない
(ガ)問18

地震対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 

(1) 中圧導管被害のひとつの要因とる非寒波溶接とは、溶融した金属が溶接した面の裏側まで溶け込んでいないものをいう。 

(2) 液状化とは、通常は支持力のある地盤が地震によって液体状になる現象をう。

(3) 供給停止ブロックには、「単位ブロック」と、いくつかの単位ブロックを一括して供給停止するための「統合ブロッがある。 

(4) 供給継続地区の需要家からのガス漏えい通報に対して、供給停止地区に優先して迅速かつ適切に対応し、二次災害防止に必要措置を講ず。 

(5) 移動式ガス発生設備は、災害時のみ使用可能である。

解答
正解→(5)

(5)誤り 災害時のみ使用可能 → 災害時や、工事におけるバイパス供給時にも使用可能

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