2018年 過去問題 乙種

消費機器

(ガ)問19

ガスの燃焼に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) メタンの着火温度は、水素の着火温度より低い。

(2) ウォッベ指数は、供給ガス圧力とノズル口径が一定の場合、ガス機器のインプットに比例する。

(3) バーナーノズルが詰まりガス噴出量が極端に減少すると、フラッシュバックが生じることがある。

(4) サーマル NOxは空気中の窒素が燃焼により酸化されて生じるもので、高温になると増加する。

(5) 低温物にバーナー炎が接触し炎の温度が低下すると、不完全燃焼が生じることがある。

解答
正解→(1)

(1)誤り 着火温度より低い → 高い

(ガ)問20

過剰空気を含む状態で都市ガスを完全燃焼させた場合、燃焼排ガス成分に含まれないものはどれか。 

(1) 二酸化炭素

(2) 水蒸気

(3)窒素

(4) 酸素

(5) 一酸化炭素

解答
正解→(5)

(5)誤り 完全燃焼した際には、一酸化炭素は発生しない

(ガ)問21

家庭用ガス機器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) ファンヒーターには、一定時間燃焼を継続すると、自動的に暖房運転を停止する機能が組込まれているものがある。

(2) FF暖房機を気密性の高い部屋で換気せずに長時間使用すると、不完全燃焼が生じるおそれがある。

(3) 金網ストーブでは、経年劣化や外力によって金網が変形すると、不完全燃焼が生じるおそれがある。

(4) こんろに搭載されている調理油過熱防止装置は、天ぷら等の調理時に温度センサーが鍋底の温度を検出し、油が発火する前にガスを止める装置である。

(5) グリル付こんろにはグリル火災を防止するために、消し忘れ消火機能に加え、過熱防止機能又は炎あふれ防止機能が組込まれているものがある。

解答
正解→(2)

(2)誤り 不完全燃焼が生じるおそれがある → おそれはない

(ガ)問22

家庭用ガス温水機器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 

(1) 屋内式瞬間湯沸器は、長期使用製品安全点検制度の特定保守製品に指定されている。

(2) 大型給湯器には、養生シートや雪等で排気口が閉そくされた場合、点火前に閉そくを検知して点火動作に入らないようにする安全機能を備えたものがある。

(3) 給湯暖房用熱源機の暖房回路には、循環水の膨張を吸収するためにシスターンが搭載されている。

(4) ふろ給湯器は、湯張り運転中に台所等にお湯を供給できない。

(5) BF式ふろがまでは、給排気のバランスが崩れると不完全燃焼や立ち消えが発生するおそれがあるため、給排気筒トップの周囲に障害物があってはならない。

解答
正解→(4)

(4)誤り お湯を供給できない → お湯を供給できる

(ガ)問23

業務用ガス機器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 

(1) 厨房用低ふく射熱機器は、機器の表面温度を下げるために、燃焼排ガスを分散させて排出する構造となっている。

(2) 排気フード受け型の瞬間湯沸器には、排気温度センサーと CO センサーが搭載されている。

(3) 温水ボイラーの取扱いに必要な資格は、ボイラーの缶体にかかる圧力や伝熱面積の大きさによって異なる。

(4) GHP(ガスエンジンヒートポンプ)には、EHP(電気ヒートポンプ)と同一の冷媒配管に接続し、GHP と EHP を最適な比率で運転制御できるものがある。

(5) コージェネレーションシステムは、電力と熱とを同時に発生させるもので、ガスエンジン式、ガスタービン式及び燃料電池式がある。

解答
正解→(1)

(1)誤り 燃焼排ガスを分散させて排出する構造 → 燃焼排ガスを集中的にまとめ、厨房危機表面内側に自然に空気を取り込む層を設けて気流冷却する構造

(ガ)問24

ガス機器の給排気方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 

(1) CF 式とは、燃焼用空気を屋内からとり、送風機を用いて燃焼排ガスを強制的に屋外に排出する方式である。

(2) BF式とは、燃焼用空気を屋外からとり、送風機を用いて燃焼排ガスを強制的に屋外に排出する方式である。

(3) FE式とは、燃焼用空気を屋内からとり、自然通気力によって燃焼排ガスを屋外に排出する方式である。

(4) FF式とは、燃焼用空気を屋外からとり、自然通気力によって燃焼排ガスを屋外に排出する方式である。

(5) RF 式とは、機器を屋外に設置し、燃焼用空気を屋外からとり、燃焼排ガスを屋外に排出する方式である。

解答
正解→(5)

(1)誤り 扇風機を用いて燃焼排ガスを強制的に屋外に排出 → 燃焼排ガスを排気筒を用いて、自然ドラフトによって屋外に排出

(2)誤り 扇風機を用いて燃焼排ガスを強制的に屋外に排出する方式 → 自然通気力によって燃焼排ガスを屋外に排出する方式

(3)誤り 自然通気力によって燃焼排ガスを屋外に排出する方式 → 送風機を用いて燃焼排ガスを強制的に屋外に排出する方式

(4)誤り 自然通気力によって燃焼排ガスを屋外に排出する方式 → 送風機を用いて燃焼排ガスを強制的に屋外に排出する方式

(ガ)問25

一酸化炭素(CO)中毒と換気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) CO は無色無臭の気体であるため、室内に拡散した場合でも気づきにくい。

(2) CO 中毒の症状は、吸入する CO の濃度と吸入時間により変化する。

(3) 自然換気は、室内外の温度差や風によって発生する。

(4) 全体換気方式は、局所換気方式と比べて換気効率が高く、冷暖房の効果をさほど損なわない。

(5) 換気扇に使用されているファンには、ターボファン、シロッコファン及びプロペラファン等がある。

解答
正解→(4)

(4)誤り 全体換気方式は、局所換気方式と比べて換気効率が低く、冷暖房の熱ロスが大きくなる

(ガ)問26

ガス機器とガス栓との接続及び警報器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 

(1) ガスコンセントは、接続具が外れた場合にガスが流出しない構造となっている。

(2) 家庭用コージェネレーションシステムとガス栓との接続には、一般に強化ガスホースが使用されている。

(3) テーブルこんろとガス栓との接続には、一般にガスコードが使用されている。

(4) 警報器には、ガス漏れだけでなく不完全燃焼や火災警報機能も兼ね備えた複合型のものがある。

(5) 業務用換気警報器は、人が呼吸する位置に基づき、床面からの設置高さが規定されている。

解答
正解→(3)

(3)誤り ガスコード → ガスソフトコード

(ガ)問27

ガス機器の安全装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 

(1) 熱電対式立ち消え安全装置は、炎の導電性と整流性を利用して炎の有無を検知する。

(2) バイメタル式過熱防止装置は、温度の異常上昇で合金が溶融し、電気回路を切ってガスを遮断する。

(3) CO センサー式不完全燃焼防止装置には、接触燃焼式、半導体式及びサーミスター式がある。

(4) BF 式ふろがまに搭載されている冠水検知装置には、電極式とフロート式とがある。

(5) ふろがまに搭載されている空だき安全装置には、温度ヒューズ式と熱電対式とがある。

解答
正解→(4)

(1)誤り 炎の導電性と整流性を利用 → 熱電対の加熱による起電力を利用

(2)誤り 温度の異常上昇で合金が溶融し、 → バイメタル反転により

(3)誤り サーミスター式 → 固体電解質式

(5)誤り 温度ヒューズ式と熱電対式 → バイメタル式とサーミスター式

 

 

 

 

 

 

 

 

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