導管工事の流れ、計画・着工準備、掘削、配管(敷設・接合・非開削)、供内管、埋め戻し・復旧、耐圧・気密試験、連絡工事までを扱います。現場保安と試験基準が論述頻出。
乙種・甲種兼用 / 全10節 / 学習目安: 30〜60分
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📍 はじめに
導管工事は他工事(道路工事など)と違い、ガス漏えい・着火・爆発のリスクが伴います。この章では、工事の流れを整理しつつ、各段階で押さえるべき安全と品質のポイントを学びます。
📍 この章で学ぶこと(3ブロック・全10節)
各節の重要度を 乙種 / 甲種 で並べて表示します。
🟦 = 甲種で重要度が乙種より上がる節 / ★ = 重要度A節
ブロック1: 工事の準備
| 節 | タイトル | 乙 | 甲 |
|---|---|---|---|
| 1 | 導管工事の流れ | C | C |
| 2 | 工事計画・着工準備 | B | C |
| 3 | 掘削工事 | C | 🟦 B |
ブロック2: 配管工事
| 節 | タイトル | 乙 | 甲 |
|---|---|---|---|
| 4-1 | 配管工事(敷設工事) | ★A | B |
| 4-2 | 配管工事(導管の接合) | B | B |
| 4-3 | 配管工事(非開削工事) | B | C |
| 4-4 | 供内管の配管工事 | ★A | C |
ブロック3: 復旧と試験
| 節 | タイトル | 乙 | 甲 |
|---|---|---|---|
| 5 | 埋め戻し・復旧工事 | C | 🟦 B |
| 6 | 耐圧・気密試験 | ★A | ★A |
| 7 | 連絡工事 | B | 🟦 ★A |
📚 テキスト解説
各節は次の構成で進みます。
– 🎯 一言で
– 📖 解説(乙種ベース)
– 🟦 甲種プラスα(必要な節のみ)
– ⚡ 焦点ポイント
– 📝 過去問のひっかけ例
1. 導管工事の流れ
重要度: 乙C / 甲C
🎯 一言で
導管工事の標準フローと工事種類(新設・改善・入替・移設)
📖 解説(乙種ベース)
導管工事の標準フローと工事種類(新設・改善・入替・移設)
工事の流れ(低圧導管標準)
工事計画 → 着工準備 → 掘削工事 → 配管工事 → 埋め戻し → 耐圧・気密試験 → 連絡工事 → 空気抜き・ガス開通 → 復旧工事 → 工事竣工図の作成
工事の種類
・幹線工事:高圧導管等を敷設する新規工事
・新設工事:新規需要のための導管敷設
・改善工事:供給改善のための敷設改善
・経年管入替工事:保安のための入替工事
・移設工事:他企業者工事に伴う移設
過去問ポイント
低圧導管設置工事の手順は、工事計画→着工準備→掘削工事→配管工事→耐圧・気密試験→連絡(結び)工事→空気抜き・ガス開通。
地中埋設が一般的。
⚡ 焦点ポイント
工事手順の順番が出題される。「耐圧気密試験→連絡→空気抜き」の順を確実に覚える。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 埋め戻し・復旧工事と空気抜き・ガス開通の前後順序に注意。復旧は連絡工事後。
- 工事手順の順番が出題される
- 「耐圧気密試験→連絡→空気抜き」の順を確実に覚える
- その他の傾向: 主語(誰が)・対象(何を)・条件のいずれかが入れ替えられる / 解説本文の太字キーワードが類似用語と置き換えられる / 節タイトルの主要語が類似名称と入れ替えられる
2. 工事計画・着工準備
重要度: 乙B / 甲C
🎯 一言で
施工計画の立案・他埋設物管理者への照会・道路使用許可・着工準備
📖 解説(乙種ベース)
施工計画の立案・他埋設物管理者への照会・道路使用許可・着工準備
工事計画
・施工計画の立案:工事概要・現場組織体制・施工方法・工事工程・交通安全対策等を定める
・工事の調整:道路工事調整会議等で他埋設物管理者と計画調整。同一箇所の計画があれば工事の縮減を図る
・許可等:ガス事業法に基づく届出、道路管理者から占用許可、所轄警察署から道路使用許可を取得
・他埋設物管理者への照会:工事計画箇所に他埋設物がある場合、上下水道・電話・電気等へ施工通知し保安措置協議
着工準備
・工事班の編成:保安規程に基づき監督者・現場責任者を定める
・資機材の準備:掘削機械・ポンプ・転圧機・保安設備等の整備点検
・沿線関係者への連絡:住民・学校・病院・商店街・自治会へ広報
・試験掘:他埋設物の位置・状況を把握するため必要に応じて実施
保安措置とは
他埋設物を導管工事によって損傷しないように防護したり仮移設をすること。
⚡ 焦点ポイント
他埋設物管理者への照会・保安措置協議が頻出。「損傷防止のため試験掘や図面調査」も頻出。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 道路使用許可は道路管理者ではなく所轄警察署から取得する点に注意。占用許可が道路管理者。
- 他埋設物管理者への照会・保安措置協議が頻出
- 「損傷防止のため試験掘や図面調査」も頻出
- その他の傾向: 解説本文で太字のキーワードが類義語(似た用語・近い数値)に置き換えられる / 主語(誰が)・対象(何を)・条件のいずれかが入れ替えられる / 解説本文の太字キーワードが類似用語と置き換えられる / 節タイトルの主要語が類似名称と入れ替えられる
3. 掘削工事
重要度: 乙C / 🟦 甲B
🎯 一言で
土止め工(木材または鋼製矢板・腹起こし・切梁)・湧水処理(ウェルポイント工法・薬液注入工法)
📖 解説(乙種ベース)
土止め工(木材または鋼製矢板・腹起こし・切梁)・湧水処理(ウェルポイント工法・薬液注入工法)
一般事項
・埋設物周辺は原則として手掘り
・掘削は当日中に配管完了・埋め戻しできる範囲にとどめる
・掘削幅・深さ:配管作業スペースが十分で、埋め戻し時に十分締め固めできる寸法
土止め工
掘削溝の崩壊防止のため土止め施工。
→ 木材または鋼製の矢板を用い、腹起こし(水平部材:切梁)にて補強
(腹起こし:矢板にかかる土圧・水圧を支える水平部材)
湧水処理
①重力排水法:水溜りを溝に設けて湧水を集めて排水。透水性の大きい砂層に適す
②ウェルポイント工法:掘削溝に沿って揚水管を打ち込み小型井戸(ウェルポイント)とし、真空ポンプで揚水して地下水位を下げる。
注意:地盤沈下・周辺井戸の枯渇・水田の乾燥を起こすことがある
③薬液注入工法:軟弱地盤・推進工事時に、ポンプで薬液を注入して地盤を強化。地下水汚染に注意。
道路障害物
障害物で設計位置に設置できない場合は道路管理者や設計者に報告・了解を得て施工。
🟦 甲種プラスα
甲種では「掘削工事」の本文の概念をより深く理解した上で、論述問題への応用が問われます。本文の数値・原理をしっかり押さえてください。
⚡ 焦点ポイント
ウェルポイント工法の「地盤沈下・井戸枯渇・水田乾燥」の副作用が頻出。土止め工の腹起こし=切梁の役割も確認。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 薬液注入工法は「地盤強化」が主目的。ウェルポイント工法と混同しないこと。
- 「地盤沈下」「井戸枯渇」「水田乾燥」のいずれかが他の用語と入れ替えられる(類似名称の混同)
- その他の傾向: 解説本文で太字のキーワードが類義語(似た用語・近い数値)に置き換えられる / 主語(誰が)・対象(何を)・条件のいずれかが入れ替えられる / 解説本文の太字キーワードが類似用語と置き換えられる / 節タイトルの主要語が類似名称と入れ替えられる
4-1. 配管工事(敷設工事)
重要度: ★ 乙A / 甲B
🎯 一言で
明示テープ(中圧・外径80mm以上低圧:2m以下間隔)・ロケーティングワイヤー・標識シート(5kPa以上PE管)
📖 解説(乙種ベース)
明示テープ(中圧・外径80mm以上低圧:2m以下間隔)・ロケーティングワイヤー・標識シート(5kPa以上PE管)
管床の設定
石塊等を除去し平らにする。地盤が軟弱な場合は良質土砂または砂袋等を設ける。
明示等
・高・中圧の本支管および外径80mm以上の低圧本支管:表面に約2m以下の間隔で占用物件の名称・管理者・埋設年・ガスの圧力を明示したテープを巻く
・市街地で埋設物が輻輳する場合は外径80mm未満の低圧本支管も明示が望ましい
・PE管の場合:パイプロケーター使用に備えてロケーティングワイヤーを管に沿わせて設置
・最高使用圧力5kPa以上のPE管を直接埋設する場合:標識シートを導管と地表面の間に設置(義務)
(ただし、さや管・防護措置・道路面に埋設位置明示の場合は不要)
PE管の工事上の留意点
・可とう性があり曲げ配管可能。ただし極端に小さな曲げ半径での使用は行わない
・供給管・内管にPE管使用の場合は標示ピン等を設置し埋設位置を明確にする
・直射日光による被覆の劣化防止のため屋外保管時はシート等で覆う
・PE管の融着直前に水でなくアセトン等の溶剤で融着面を清掃
⚡ 焦点ポイント
「5kPa以上PE管→標識シート義務」「80mm以上低圧・中高圧→2m以下テープ」「PE管→ロケーティングワイヤー」の3点セットが頻出。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 標識シートは「5kPa以上のPE管を直接埋設」が条件。さや管や防護措置を講じる場合は不要。
- 類似した用語・設備・概念が入れ替えられる(例: 同じカテゴリ内の別装置名・別物質名に置換)
- 条文番号・期日・閾値となる数値が近い別の値に書き換えられる
- 増加/減少、高い/低い、〜以上/〜以下など方向や大小関係が逆転される
- 単位換算(℃↔K、kPa↔Pa、ゲージ圧↔絶対圧 等)が要求される問題で換算漏れ
- 計算式の係数(1/2、1/3、π/4等)を別の値に置換、または指数を取り違えた選択肢
- その他の傾向: 主語(誰が)・対象(何を)・条件のいずれかが入れ替えられる/数値・用語が類似のものに差し替えられる
4-2. 配管工事(導管の接合)
重要度: 乙B / 甲B
🎯 一言で
溶接接合・ねじ接合・融着接合(HF/EF)・機械的接合(鋳鉄管・80mm以下鋼管)・フランジ接合(露出管)
📖 解説(乙種ベース)
溶接接合・ねじ接合・融着接合(HF/EF)・機械的接合(鋳鉄管・80mm以下鋼管)・フランジ接合(露出管)
接合方法の種類と用途
①溶接接合:高圧〜低圧の鋼管に幅広く使用
②ねじ接合:主として小口径低圧管の露出管・供内管・本支管取出部・既設管連絡部。シール材塗布後ねじ込み、防食テープで被覆
③融着接合(PE管の接合方法):
・ヒートフュージョン(HF)接合:融着後、ビードの高さ・幅等を確認
・エレクトロフュージョン(EF)接合:継手のインジケータにより融着状態を確認
・融着面の切削・清掃(アセトン等の溶剤で清掃)が重要
④機械的接合(メカニカルジョイント):主として鋳鉄管または口径80mm以下の小口径鋼管の接合。規定のトルクで均等に締め付け。防食テープ等で被覆
⑤フランジ接合:整圧器回り・伸縮継手・露出型バルブ・絶縁継手等、主として露出管の接合に使用
EF接合の確認方法
融着後、継手に設けられたインジケータにより融着状態を確認する。
⚡ 焦点ポイント
各接合方法の用途(どの管種・どの箇所)が頻出。EF接合→インジケータ確認、機械的接合→トルク均等締め付け。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 機械的接合は「鋳鉄管または口径80mm以下の鋼管」が正しい。鋳鉄管腐食しにくいがPEスリーブ覆いが望ましい。
- 類似した用語・設備・概念が入れ替えられる(例: 同じカテゴリ内の別装置名・別物質名に置換)
- 条文番号・期日・閾値となる数値が近い別の値に書き換えられる
- 増加/減少、高い/低い、〜以上/〜以下など方向や大小関係が逆転される
- 単位換算(℃↔K、kPa↔Pa、ゲージ圧↔絶対圧 等)が要求される問題で換算漏れ
- 計算式の係数(1/2、1/3、π/4等)を別の値に置換、または指数を取り違えた選択肢
- その他の傾向: 主語(誰が)・対象(何を)・条件のいずれかが入れ替えられる/数値・用語が類似のものに差し替えられる
4-3. 配管工事(非開削工事)
重要度: 乙B / 甲C
🎯 一言で
非開削工法の種類(地上設置式推進・立坑内設置式・弧状推進・ヒューム管推進・シールドトンネル・既設管内引込・既設管破壊)
📖 解説(乙種ベース)
非開削工法の種類(地上設置式推進・立坑内設置式・弧状推進・ヒューム管推進・シールドトンネル・既設管内引込・既設管破壊)
非開削工法の特徴
地表を開削せずに土中または既設管内へ管を引き込む工法。
メリット:交通影響低減・廃材削減・コストダウン
工法の分類
■新設工事
①地上設置式推進工法(フローモール工法):両端掘削、地上の推進機でロッドを掘進しPE管を敷設。延長100m・口径200mm程度まで
②立坑内設置式推進工法:小さな立坑を掘り小型推進機でPE管を敷設。口径50〜80mm・延長20m程度
③弧状推進工法:パイロットパイプ先端ビットで弧状軌道を掘削。河川横断等大規模工事。口径1000mm・延長1500mまで。深い立坑不要
④ヒューム管推進工法:油圧ジャッキでヒューム管を圧入後、管内にガス管敷設
⑤シールドトンネル工法:シールドマシンでトンネル構築。周辺環境影響が少ない
■入替工事
⑥既設管内に管を引き込む工法:既設管内径より小さいPE管を引き込み管路更新
⑦既設管を破壊しながら管を引き込む工法:特殊カッターで切断拡径しながらPE管引込み
供内管の非開削工法
オートボーリング工法、SPモール工法
⚡ 焦点ポイント
弧状推進工法「河川横断・深い立坑不要」、フローモール工法「本支管PE管敷設」、ヒューム管「油圧ジャッキで圧入」が頻出。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 オートボーリング・SPモール工法はいずれも供内管工事(本支管ではない)。
- 類似した用語・設備・概念が入れ替えられる(例: 同じカテゴリ内の別装置名・別物質名に置換)
- 条文番号・期日・閾値となる数値が近い別の値に書き換えられる
- 増加/減少、高い/低い、〜以上/〜以下など方向や大小関係が逆転される
- 単位換算(℃↔K、kPa↔Pa、ゲージ圧↔絶対圧 等)が要求される問題で換算漏れ
- 計算式の係数(1/2、1/3、π/4等)を別の値に置換、または指数を取り違えた選択肢
- その他の傾向: 主語(誰が)・対象(何を)・条件のいずれかが入れ替えられる/数値・用語が類似のものに差し替えられる
4-4. 供内管の配管工事
重要度: ★ 乙A / 甲C
🎯 一言で
露出配管・屋内配管・禁止場所・横引き管2m以内固定・露出配管0.5m以内固定
📖 解説(乙種ベース)
露出配管・屋内配管・禁止場所・横引き管2m以内固定・露出配管0.5m以内固定
埋設配管
・PE管または被覆鋼管を使用。フレキ管埋設はさや管(樹脂製波付管)に入れる
・供給管は1建物1本、本支管と直角に配管
外壁貫通部の処理(内管)
・不等沈下対策:軟弱地盤や超重量建物引込みにはPE管・可とう性配管またはスライド型伸縮継手で変位吸収措置
・RC建物外壁貫通:壁貫通リング又は壁貫通管を設置し、壁と管の隙間にモルタル充填
・PE管貫通:EFソケットを設置(管接合用ではなく抜け出し防止用として設置)
屋内配管の禁止場所
危険物貯蔵所・エレベーター昇降路内・受電室・変電室等高圧電気設備を有する室内・
煙突及びダクト内・防火区画の貫通部・PE管使用で周囲温度常時40℃以上となる場所 等
配管支持(フレキ配管)
・屋内露出の横引き配管:2m以内毎に支持固定。分岐箇所または曲管部がある場合は当該部付近に1箇所固定
・屋外の露出配管:0.5m以内の間隔で支持固定
識別表示
JIS「配管識別」に準拠。都市ガスは黄色の識別色。
⚡ 焦点ポイント
「エレベーター昇降路内は配管禁止」「横引き2m以内・露出0.5m以内支持固定」「フレキ管の分岐・曲管部付近に1箇所固定」が頻出。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 PE管をEFソケットで外壁貫通する際のEFソケットは「抜け出し防止用」として設置する(管接合用ではない)。
- 類似した用語・設備・概念が入れ替えられる(例: 同じカテゴリ内の別装置名・別物質名に置換)
- 条文番号・期日・閾値となる数値が近い別の値に書き換えられる
- 増加/減少、高い/低い、〜以上/〜以下など方向や大小関係が逆転される
- 単位換算(℃↔K、kPa↔Pa、ゲージ圧↔絶対圧 等)が要求される問題で換算漏れ
- 計算式の係数(1/2、1/3、π/4等)を別の値に置換、または指数を取り違えた選択肢
- その他の傾向: 主語(誰が)・対象(何を)・条件のいずれかが入れ替えられる/数値・用語が類似のものに差し替えられる
5. 埋め戻し・復旧工事
重要度: 乙C / 🟦 甲B
🎯 一言で
配管完了後速やかに埋め戻し・道路管理者承認が必要(再生アスファルト・道路法施行規則に基づく協議)
📖 解説(乙種ベース)
配管完了後速やかに埋め戻し・道路管理者承認が必要(再生アスファルト・道路法施行規則に基づく協議)
埋め戻しの留意点
・道路掘削の場合は配管工事完了後速やかに埋め戻し
・軟弱地盤や湧水がある場合は、溜水・湧水を排除しながら埋め戻し
・良質の土砂を用いる(発生土・山砂・川砂・改良土等。使用に際しては道路管理者の指示に従う)
路面の復旧
・埋め戻し後、道路使用に支障のないよう簡易舗装で仮復旧
・路盤安定後、周囲路面にあわせて本復旧
・道路舗装の復旧範囲:道路法施行規則に基づき、道路管理者と協議
工事廃材のリサイクル
・掘削土及びアスファルト廃材を再処理した再生アスファルト・再生路盤材・改良土を使用
・再生復旧資材の使用については、道路管理者の承認が必要
過去問ポイント
良質発生土による埋め戻しや再生アスファルト合材での舗装施工には道路管理者の承認が必要。
🟦 甲種プラスα
甲種では「埋め戻し・復旧工事」の本文の概念をより深く理解した上で、論述問題への応用が問われます。本文の数値・原理をしっかり押さえてください。
⚡ 焦点ポイント
「再生アスファルト使用→道路管理者の承認必要」「道路舗装復旧範囲→道路法施行規則に基づき道路管理者と協議」が頻出。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 仮復旧はまず行い、路盤安定後に本復旧を行う順序を把握する。
- 「再生アスファルト使用→道路管理者の承認必要」「道路舗装復旧範囲→道路法施行規則に基づき道路管理者と協議」が頻出
- その他の傾向: 解説本文で太字のキーワードが類義語(似た用語・近い数値)に置き換えられる / 主語(誰が)・対象(何を)・条件のいずれかが入れ替えられる / 解説本文の太字キーワードが類似用語と置き換えられる / 節タイトルの主要語が類似名称と入れ替えられる
6. 耐圧・気密試験
重要度: ★ 乙A / 甲A
🎯 一言で
耐圧試験:最高使用圧力の1.5倍以上・気密試験:1.1倍以上(全て必要)・段階的昇圧・ガス検知器0.2%以下
📖 解説(乙種ベース)
耐圧試験:最高使用圧力の1.5倍以上・気密試験:1.1倍以上(全て必要)・段階的昇圧・ガス検知器0.2%以下
原則
・耐圧試験:中圧以上の導管に実施。試験圧力 = 最高使用圧力の1.5倍以上
・気密試験:全ての導管に実施(非破壊試験で確認した場合でも気密試験は必須)
耐圧試験の方法
・使用気体:空気または不活性ガス(高圧導管の場合は水による試験もある)
・圧力を一気に上げず段階的に上昇させる
・耐圧試験圧力まで昇圧後、一定時間放置して破損・変形等の異常がないことを確認
気密試験の試験圧力
・管内圧力を最高使用圧力の1.1倍以上
・条件によっては最高使用圧力以上または通ずるガスの圧力とする場合もある
気密試験の方法
①露出導管の継手部に発泡液を塗布し、泡が認められないことを確認
②ガス濃度が0.2%以下で作動するガス検知器を使用し当該検知器が作動しないことにより判定(埋設管は12時間経過後に判定)
③容積・最高使用圧力に応じた規定時間以上保持し、始めと終わりの圧力に変化がないことを確認(温度補正あり)
④水素イオン化ガス検知器または半導体式ガス検知器で地表の空気を吸引して漏えいがないことを確認
連絡個所等の検査
規定の圧力による気密試験ができない場合は通ずるガスの圧力で発泡液またはガス検知器で確認
⚡ 焦点ポイント
「耐圧1.5倍・気密1.1倍」「気密試験は全て必要(非破壊試験後も必須)」「ガス検知器0.2%以下で作動するものを使用」「段階的昇圧」が全て頻出。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 「埋設管の気密試験はガス封入後12時間経過した後に判定」という点が引っ掛けで出題される。
- 「以下」が「超」に書き換えられる(方向の逆転)
- その他の傾向: 解説本文で太字のキーワードが類義語(似た用語・近い数値)に置き換えられる
7. 連絡工事
重要度: ★ 乙B / 🟦 甲A
🎯 一言で
せん孔連絡・切断連絡・供給操作計画書・低圧ノーブロー工法・スクイズオフ工具(PE管)・中圧管減圧
📖 解説(乙種ベース)
せん孔連絡・切断連絡・供給操作計画書・低圧ノーブロー工法・スクイズオフ工具(PE管)・中圧管減圧
連絡工事の概要
敷設済み新設導管と既設ガス導管を連絡する工事。「結び工事」とも呼ぶ。
供給管を既設本支管から新設本支管に切り替える工事を結替(むすびかえ)工事という。
連絡方法の種類
①せん孔連絡:既設管に孔をあけて新設管を連絡。無噴出(ノーブロー)せん孔機を使用すれば既設管のガス圧を保持したまま連絡可能
②切断連絡:既設管を切断して分岐管(チーズ)を設置し新設管を取り出す
供給操作
・中圧導管工事の供給操作は供給操作計画書に基づいて行う
・ガス遮断に際してはバルブや整圧器の閉止テストを行い、供給圧力確保を確認してから行う
・減圧作業は原則としてホルダーや整圧器を利用
低圧管のガス遮断方法
・鋼管・鋳鉄管:ガスバッグを管内に挿入し空気ポンプで膨らませてガスを遮断
・PE管:スクイズオフ工具(2本の平行な鋼棒またはパイプ)で管を締め付けてガス遮断。主に小口径PE管に使用
中圧管のガス遮断
供給操作を行い切断箇所最寄りのバルブを閉め、付近のガバナより低圧側へガスを流して低圧程度まで圧力を下げる。
切断時の注意
電気防食施設の鋼管切断は火花が出ないよう電源を切り、切断予定箇所の両端を短絡させる。
PE管切断時は静電気防止のため水散布またはぬれ雑巾でアース。
🟦 甲種プラスα
甲種では「連絡工事」の本文の概念をより深く理解した上で、論述問題への応用が問われます。本文の数値・原理をしっかり押さえてください。
⚡ 焦点ポイント
「中圧管工事→供給操作計画書必要」「スクイズオフ工具→小口径PE管」「ノーブロー工法→ガス圧保持のまません孔連絡可」が頻出。
📝 誤答パターン(過去問頻出+一般則)
- 【最頻出】 中圧管の圧力を下げる際は「低圧程度まで」が正しい。完全に遮断してから切断する必要はない。
- 「中圧管工事→供給操作計画書必要」「スクイズオフ工具→小口径PE管」「ノーブロー工法→ガス圧保持のまません孔連絡可」が頻出
- その他の傾向: 解説本文で太字のキーワードが類義語(似た用語・近い数値)に置き換えられる / 主語(誰が)・対象(何を)・条件のいずれかが入れ替えられる / 解説本文の太字キーワードが類似用語と置き換えられる / 節タイトルの主要語が類似名称と入れ替えられる
🔢 供給の重要数値・設備の整理
耐圧試験と気密試験:
– 耐圧試験: 強度を確認(通常 最高使用圧力の1.5倍)
– 気密試験: 漏れがないか確認(最高使用圧力以上、24時間圧力降下測定)
非開削工事の主な工法:
– 推進工法: 推進管を地中に押し込む
– シールド工法: シールド機で大口径
– 小口径推進工法: 上下水道に近接時など
配管工事の主要工程:
1. 工事計画・他工事照会
2. 試掘・掘削
3. 配管敷設・接合
4. 試験(耐圧・気密)
5. 埋め戻し・復旧
6. 連絡工事(既設管との接続)
供給科目では、設備名・型式・運転条件の数値・配管材料の組み合わせで誤答が作られます。本章で出てきた数値・設備名・工法を一覧で整理しておくと、選択肢の引っかけに気付きやすくなります。
🗒️ 3分で復習(章末まとめ)
🎯 全節 一言まとめ
- 節1 導管工事の流れ: 導管工事の標準フローと工事種類(新設・改善・入替・移設)
- 節2 工事計画・着工準備: 施工計画の立案・他埋設物管理者への照会・道路使用許可・着工準備
- 節3 掘削工事: 土止め工(木材または鋼製矢板・腹起こし・切梁)・湧水処理(ウェルポイント工法・薬液注入工法)
- 節4-1 配管工事(敷設工事): 明示テープ(中圧・外径80mm以上低圧:2m以下間隔)・ロケーティングワイヤー・標識シート(5kPa以上PE管)
- 節4-2 配管工事(導管の接合): 溶接接合・ねじ接合・融着接合(HF/EF)・機械的接合(鋳鉄管・80mm以下鋼管)・フランジ接合(露出管)
- 節4-3 配管工事(非開削工事): 非開削工法の種類(地上設置式推進・立坑内設置式・弧状推進・ヒューム管推進・シールドトンネル・既設管内引込・既設管破壊)
- 節4-4 供内管の配管工事: 露出配管・屋内配管・禁止場所・横引き管2m以内固定・露出配管0.5m以内固定
- 節5 埋め戻し・復旧工事: 配管完了後速やかに埋め戻し・道路管理者承認が必要(再生アスファルト・道路法施行規則に基づく協議)
- 節6 耐圧・気密試験: 耐圧試験:最高使用圧力の1.5倍以上・気密試験:1.1倍以上(全て必要)・段階的昇圧・ガス検知器0.2%以下
- 節7 連絡工事: せん孔連絡・切断連絡・供給操作計画書・低圧ノーブロー工法・スクイズオフ工具(PE管)・中圧管減圧
⚡ 全節 焦点ポイント
- 節1: 工事手順の順番が出題される。「耐圧気密試験→連絡→空気抜き」の順を確実に覚える。
- 節2: 他埋設物管理者への照会・保安措置協議が頻出。「損傷防止のため試験掘や図面調査」も頻出。
- 節3: ウェルポイント工法の「地盤沈下・井戸枯渇・水田乾燥」の副作用が頻出。土止め工の腹起こし=切梁の役割も確認。
- 節4-1: 「5kPa以上PE管→標識シート義務」「80mm以上低圧・中高圧→2m以下テープ」「PE管→ロケーティングワイヤー」の3点セットが頻出。
- 節4-2: 各接合方法の用途(どの管種・どの箇所)が頻出。EF接合→インジケータ確認、機械的接合→トルク均等締め付け。
- 節4-3: 弧状推進工法「河川横断・深い立坑不要」、フローモール工法「本支管PE管敷設」、ヒューム管「油圧ジャッキで圧入」が頻出。
- 節4-4: 「エレベーター昇降路内は配管禁止」「横引き2m以内・露出0.5m以内支持固定」「フレキ管の分岐・曲管部付近に1箇所固定」が頻出。
- 節5: 「再生アスファルト使用→道路管理者の承認必要」「道路舗装復旧範囲→道路法施行規則に基づき道路管理者と協議」が頻出。
- 節6: 「耐圧1.5倍・気密1.1倍」「気密試験は全て必要(非破壊試験後も必須)」「ガス検知器0.2%以下で作動するものを使用」「段階的昇圧」が全て頻出。
- 節7: 「中圧管工事→供給操作計画書必要」「スクイズオフ工具→小口径PE管」「ノーブロー工法→ガス圧保持のまません孔連絡可」が頻出。
📝 関連過去問
この章の知識が問われる過去問題リスト(全20問)。
ℹ️ 乙種・甲種は別の試験です。同じ問番号(例: 基問10)であっても、乙種と甲種では出題される問題内容は異なります。各年度・種別ごとの本文は 乙種過去問 / 甲種過去問 ページから確認してください。
乙種(10問)
– 令和7年: 供問15
– 令和6年: 供問15
– 令和5年: 供問15
– 令和4年: 供問15
– 令和3年: 供問15
– 令和2年: 供問15
– 令和元年: 供問15
– 平成30年: 供問15
– 平成29年: 供問15
– 平成28年: 供問15
甲種(8問)
– 令和7年: 供問15
– 令和6年: 供問15
– 令和5年: 供問15
– 令和4年: 供問15
– 令和3年: 供問15
– 令和2年: 供問15
– 令和元年: 供問15
– 平成30年: 供問15
共通(2問)
– 令和3年: 供問1
– 平成29年: 供問1
