顕熱:温度変化を伴う熱(温度計が動く)
潜熱:状態変化に使われる熱(温度計が止まる)
湿り蒸気:液と蒸気が共存(乾き度 0 < x < 1)
乾き飽和蒸気:全量が蒸気(x = 1)
過熱蒸気:飽和温度より高い温度
メタン CH₄:−162℃(常温で液化不可 → CNG)
プロパン C₃H₈:−42℃(常温で液化可 → LPG)
ブタン C₄H₁₀:−1℃(冬期に気化困難)
温度一定のとき、圧力と体積は反比例
圧力一定のとき、体積は絶対温度に比例
圧力・体積・温度がすべて変化する場合
理想気体の量・圧力・体積・温度を結ぶ万能式
混合気体の全圧 = 各成分の分圧の和
各成分の分圧 = 全圧 × モル分率
理想気体の仮定:分子間力ゼロ・分子体積ゼロ
実在気体が理想気体に近い条件:高温・低圧
実在気体が理想からずれる条件:高圧・低温
実在気体の補正方程式
b:分子体積補正(V から減算)
実在気体が理想からずれる度合いの指標
Z = 1:理想気体 Z < 1:引力支配 Z > 1:排除体積支配
臨界温度以上では、圧力をどれだけ上げても液化できない
メタン臨界温度:約−82℃(常温で液化不可 → CNGは圧縮のみ)
プロパン臨界温度:約97℃(常温で液化可 → LPGの根拠)
気体:温度↑ → 粘度増加(液体と逆)
液体:温度↑ → 粘度減少
気体の粘度:圧力変化の影響はほぼない
拡散速度比 = 分子量の平方根の逆比
分子量が小さいほど速く拡散(H₂は軽いので速い)
ヘンリー:気体の溶解量は分圧に比例(全圧ではない)
ラウール:混合液の蒸気圧 = 純粋成分の蒸気圧 × モル分率
1気圧 = 101.325 kPa
1mol の理想気体(0℃・1atm)= 22.4 L
絶対温度 T[K] = t[℃] + 273
気体定数 R = 8.314 J/(mol·K)
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メタンの臨界温度:約−82℃
プロパンの臨界温度:約97℃
プロパンが常温でLPGになる理由:臨界温度が常温より高いから
メタンがCNGになる理由:臨界温度が常温より低い(−82℃)から
孤立系:エネルギーも物質も交換なし
閉鎖系:エネルギーは交換可、物質は出入りなし
開放系:エネルギーも物質も交換可
エネルギー保存則。系が吸収した熱は内部エネルギー増加と外部仕事に使われる
内部エネルギー U:分子の熱的エネルギーの総和。状態量。
エンタルピー H = U + PV
定圧変化では:Q = ΔH(加えた熱 = エンタルピー増加)
反応熱は経路によらず始状態と終状態だけで決まる
「反応熱は経路によらない」 → ○
「反応熱は温度によらず一定」 → ×(キルヒホッフで変化する)
Cp:定圧モル熱容量 Cv:定積モル熱容量
理想気体:Cp = Cv + R → 常にCp > Cv
比熱比:γ = Cp/Cv(断熱指数)
等温変化:PV=一定。ΔU=0 → Q=W
定積変化:W=0 → Q=ΔU=nCvΔT
定圧変化:Q=ΔH=nCpΔT
断熱変化:Q=0 → ΔU=−W。PVγ=一定
熱の出入りゼロ(Q=0)
断熱膨張 → 温度低下
断熱圧縮 → 温度上昇
気体を絞りに断熱的に通すと温度が変化する
多くの実在気体(常温):膨張 → 冷却(液化に利用)
H₂:常温では膨張で温度上昇(反転温度以上のため)
理想気体:温度変化なし(係数=0)
① 熱を完全に仕事に変えることは不可能
② 熱は自然に高温→低温へ(逆は自然に起きない)
③ 第二種永久機関は不可能
「熱の散らばりやすさ」を数値化した状態量
自発変化は常にエントロピー増大の方向へ
可逆過程:ΔS=0 不可逆過程:ΔS>0
理想的な可逆熱機関。最大の熱効率を実現。
逆カルノーサイクル=仕事を使って熱を低温→高温へ移す
ヒートポンプのCOPは常に1以上
ΔG < 0:自発的に進む反応
ΔG = 0:平衡状態
エクセルギー:外界と平衡になるまでに取り出せる仕事の最大値
絶対温度0Kにおいて、純粋な結晶のエントロピーはゼロ
→ エントロピーの絶対値の基準点
T > 0K では全ての純物質のエントロピーは正の値
Cp = Cv + R(理想気体)
カルノー効率 η = (T₁−T₂)/T₁
エントロピー変化 ΔS = Q/T
断熱変化の式 PVγ = 一定
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酸化:酸素を受け取る / 電子を失う / 酸化数増加
還元:酸素を失う / 電子を得る / 酸化数減少
燃焼 = 急激な酸化反応(熱と光を伴う)
C₃H₈ + 5O₂ → 3CO₂ + 4H₂O
標準生成熱:単体から化合物1molを生成するときの反応熱
主要値:CO₂(g) 393.5 kJ/mol H₂O(g) 241.8 kJ/mol H₂O(l) 285.8 kJ/mol
ΔH燃焼 = Σ生成物の生成熱 − Σ反応物の生成熱
化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換(燃焼を経由しない)
H₂ + ½O₂ → H₂O 理論起電力 ≈ 1.23 V
負極(燃料極):H₂ → 2H⁺ + 2e⁻
正極(空気極):½O₂ + 2H⁺ + 2e⁻ → H₂O
反応熱は経路によらず始・終状態だけで決まる
「反応熱は経路によらない」 → ○
「反応熱は温度によらず一定」 → ×
平衡状態に変化を加えると、その変化を打ち消す方向に平衡が移動する
圧力↑ → 気体モル数減少する方向へ移動
温度↑ → 吸熱方向へ移動
メタン水蒸気改質:CH₄ + H₂O ⇌ CO + 3H₂(吸熱)
→ 高温・低圧で正反応が有利
CO + H₂O ⇌ CO₂ + H₂(発熱)
→ 低温で正反応が有利
反応速度は温度が高いほど速くなる
触媒:活性化エネルギーを下げて反応を促進
一次反応:反応速度 ∝ 反応物濃度
触媒:反応の活性化エネルギーを低下させ、反応を促進
触媒自身は反応の前後で変化しない
触媒は平衡定数を変えない(平衡の位置は変わらない)
電池:負極(アノード)で酸化、正極(カソード)で還元
電解:陽極で酸化、陰極で還元(電池と逆に覚える必要なし)
イオン化傾向:Li > K > … > H > Cu > Ag > Au
水素と酸素の電気化学反応で直接電気を取り出す
負極(燃料極):H₂ → 2H⁺ + 2e⁻
正極(空気極):½O₂ + 2H⁺ + 2e⁻ → H₂O
電解で析出/溶解する物質量は流れた電気量に比例
腐食 = 金属の酸化(電気化学的プロセス)
イオン化傾向の高い金属がアノードになり溶ける
異種金属接触腐食:イオン化傾向が高い方が優先的に腐食
HHV(総発熱量):水を液化させた場合
LHV(真発熱量):水を液化しない場合
HHV > LHV
メタン CH₄:LHV ≈ 802 kJ/mol
プロパン C₃H₈:LHV ≈ 2,044 kJ/mol
ブタン C₄H₁₀:LHV ≈ 2,659 kJ/mol
水素 H₂:LHV ≈ 242 kJ/mol
C₃H₈ + 5O₂ → 3CO₂ + 4H₂O
C₄H₁₀ + 6.5O₂ → 4CO₂ + 5H₂O
一般式 CₘHₙ + (m+n/4)O₂ → mCO₂ + (n/2)H₂O
理論酸素量:完全燃焼に必要な最小酸素量
理論空気量 A₀:完全燃焼に必要な最小空気量
空気 = 酸素 21% + 窒素 79%(体積比)
λ < 1:空気不足 → 不完全燃焼(CO発生)
λ = 1:理論空気量(完全燃焼)
λ > 1:過剰空気(実用上必要)
完全燃焼:CO₂ と H₂O のみ生成
不完全燃焼:酸素不足 → CO が発生
層流燃焼速度:未燃混合気に対する火炎の伝播速度
乱流燃焼速度:乱流で速くなる(層流の数倍〜数十倍)
水素H₂の燃焼速度は非常に速い(約3 m/s)
拡散燃焼:燃料と空気を別々に供給し、混合しながら燃焼
予混合燃焼:あらかじめ混合してから燃焼。火炎が速い
ガスが空気中で燃焼できる濃度範囲
爆発下限界(LEL):これ未満は燃焼しない(希薄すぎ)
爆発上限界(UEL):これ超は燃焼しない(濃すぎ)
(ル・シャトリエの式)頻出
温度↑ → 爆発範囲が広がる
圧力↑ → 上限界が広がる(下限界はほぼ変わらない)
不活性ガス混入 → 爆発範囲が狭まる
着火温度(発火点):外部点火なしで自然発火する最低温度
引火点:外部点火で引火する最低温度(蒸気の最低濃度)
着火温度:メタン≈600℃ プロパン≈450℃
爆発(デフラグレーション):火炎伝播速度が音速未満
爆ごう(デトネーション):衝撃波を伴い、音速を超える伝播
① 燃焼反応式を書く
② 理論酸素量 O₀ を計算
③ 理論空気量 A₀ = O₀/0.21
④ 実際空気量 A = λ × A₀
⑤ 湿り/乾き燃焼ガス量を計算
圧縮性流体(気体):圧力で体積変化あり
非圧縮性流体(液体):体積変化ほぼなし
粘性流体:粘度あり(実際の流体)
完全流体(理想流体):粘度ゼロの仮想流体
管内の流量(質量)は一定
管が細くなると流速が速くなる
流れが層流か乱流かを判定する無次元数
Re < 2300:層流 Re > 4000:乱流
層流:整然と平行に流れる(Re < 2300)
流速分布:放物線形(中央最大、壁面ゼロ)
乱流:渦を伴う乱れた流れ(Re > 4000)
流速分布:より平坦な形
定常流・完全流体・流線上で成立するエネルギー保存則
ダルシー–ワイスバッハ式
層流:\(\lambda = 64/Re\)(ハーゲン–ポアズイユ)
乱流:\(\lambda = 0.316/Re^{0.25}\)(ブラジウス式)
急拡大管:ボルダ–カルノーの式
\(\Delta P = \dfrac{\rho(v_1-v_2)^2}{2}\)
急縮小管:損失は急拡大より小さい
弁・エルボ・継手:等価管長(相当長)で換算
液柱の高さ差で圧力を測定
U字管マノメーター:両腕の液面差から差圧を計算
全圧と静圧の差から流速を測定
ベルヌーイの式を利用した流速計
絞りによる圧力差から流量を測定
ベンチュリは流量係数が高く(≈0.98)圧力損失が少ない
配管コスト(管径↑→高い)と動力コスト(流速↑→圧損大→高い)のバランス最適点
ガス配管の目安:低圧 5〜10 m/s程度
管入口から流速分布が完全に発達するまでの区間
層流:\(Le/d \approx 0.06\,Re\)
乱流:Le/d ≈ 60程度
定常流:ある点の流速・圧力が時間的に変化しない
非定常流:時間的に変化する(起動・停止・バルブ操作時)
ウォーターハンマー:非定常流による急激な圧力変動
Re < 2300 → 層流
Re > 4000 → 乱流
層流の管摩擦係数 λ = 64/Re
連続の式:A₁v₁ = A₂v₂
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熱伝導:物質内を伝わる(固体内が主)
対流熱伝達:流体の移動により伝わる
熱放射(輻射):電磁波として伝わる(真空中も可)
熱伝導の基本法則
熱流束:Q = λ × (T₁−T₂)/L(単位面積あたり)
金属(銅・アルミ・鉄):非常に高い
非金属・非鉄(コンクリート・ガラス):中程度
断熱材(ロックウール等):低い
気体:非常に低い(H₂は気体中最高)
複数層では熱抵抗を直列に加算する
熱抵抗 R = L/λ(電気抵抗と同様の考え方)
自然対流:密度差による自然な流れ
強制対流:ポンプ・ファン等による強制的な流れ
気体(自然対流):最小(約5〜25 W/(m²·K))
液体(強制対流):中程度(約500〜2,000)
沸騰・凝縮:非常に高い(約5,000〜50,000)
壁の熱伝導と両面の対流をまとめた総合抵抗
全伝熱量:
向流型の方が並流型より効率が高い
黒体が単位面積から放射するエネルギー
α(吸収率)+ρ(反射率)+τ(透過率)= 1
黒体:α = 1(完全吸収体)
キルヒホッフの法則:吸収率 = 放射率(同一温度)
加熱器・冷却器・蒸発器・凝縮器・再沸器・過熱器
構造:管形(シェル&チューブ)・板形(プレート式)
流れ方向:向流(高効率)・並流・直交流
配管の断熱計算に使用
引張・圧縮・せん断の3種類
弾性範囲内では応力とひずみは比例
ポアソン比 ν = 横ひずみ/縦ひずみ
A 比例限度:フックの法則が成立する限界
B 弾性限度:元に戻れる限界
C 降伏点:永久変形が始まる点(設計の基準)
D 引張強さ:最大応力点(破断前の最大値)
F 破断点:材料が破断
基準強さ:降伏点または引張強さ(使用目的で選択)
許容応力:実際の設計で使える最大応力
内圧を受ける円筒容器の応力
σz = PD/(4t) (軸応力)
炭素量↑ → 引張強さ・硬さ↑、伸び・靭性↓
ガス配管:炭素量 0.25% 以下が一般的
不純物の悪影響:P(リン)→低温脆性 S(硫黄)→高温脆性(赤熱脆性)
Cr:耐食性・硬さ向上(ステンレス鋼)
Ni:靭性向上・低温特性改善
Mo:高温強度・耐クリープ性向上
Mn:引張強さ・靭性向上
炭素鋼の使用限界:約450℃
450℃超 → クリープが問題に → 高合金鋼・ステンレスが必要
高温強度の重要性:Mo添加鋼・オーステナイト系SUS
LNG貯槽(−162℃):9%Niニッケル鋼またはSUS304(オーステナイト系)
体心立方(BCC)構造:低温で脆性↑(炭素鋼・フェライト系SUS)
面心立方(FCC)構造:低温でも靭性を保つ(オーステナイト系SUS・Ni鋼)
引張応力+腐食環境が重なって発生する割れ
オーステナイト系SUS:塩化物環境でSCCに弱い
対策:低応力設計、応力除去焼鈍、環境制御
繰り返し応力(静的強度より低い応力)による破壊
耐久限度:疲労破壊を起こさない最大応力振幅
S-N曲線で整理(応力振幅 vs 破断までの繰り返し数)
高温・長時間の応力でひずみが時間とともに増大する現象
三段階:1次(減速)→ 2次(定常)→ 3次(加速・破断)
低温脆性:BCC金属が低温で急激に靭性低下(遷移温度以下)
水素脆性:水素が鋼に侵入し、靭性が著しく低下
遅れ割れ:溶接後に時間経過で水素脆性により発生
熱可塑性:加熱すると軟化・成形可能(PE、PP、PVC)
熱硬化性:一度固化すると再加熱で軟化しない(エポキシ)
ガス管:PE(ポリエチレン)が主流(耐食性・軽量)
円周応力 σt = PD/(2t)
軸応力 σz = PD/(4t)
円周応力は軸応力の2倍
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炭素鋼の高温使用限界:450℃
LNG貯槽(−162℃)に使う材料:9%Ni鋼またはSUS304
オーステナイト系SUSの最大の弱点:塩化物環境でのSCC(応力腐食割れ)
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