暗記カード – 法令

法令 全8章 暗記カード|ガス主任ハック
表示モード:
1
ガス事業の枠組みと法律用語
カード12枚 / 例題3問
4つの事業区分と許認可形態頻出

ガス小売事業登録(経産大臣)

一般ガス導管事業許可(経産大臣)

特定ガス導管事業届出

ガス製造事業届出(規模要件あり)

覚え方:ガス小売→登録、一般導管→許可、特定導管・製造→届出
法律用語の区別頻出

許可:行政が裁量で認める(一般には禁止、特定の者に解除)

認可:私人の法律行為に行政が効力を与える

承認:行政が同意・確認する

勧告:行政指導(強制力なし、従わなくてもよい)

登録:要件充足で申請者に権利(裁量なし)

届出:行政に通知するだけ(受理で完了)

圧力区分の定義頻出

高圧1 MPa以上のゲージ圧(液化ガスは0.2 MPa以上または35℃で液状)

中圧0.1 MPa以上1 MPa未満

低圧0.1 MPa未満

液化ガスの高圧判定:35℃において圧力が0.2 MPa以上 または 35℃で液状のもの
ガス工作物の定義と範囲頻出

ガスを製造・供給するための機械・器具・導管その他の設備

最末端はガス栓(ガスメーターも含む)

ガス栓より先(ガスホース・コンロ等)は消費機器(ガス工作物ではない)

ガスメーターはガス工作物。ガス栓が最末端。ガス栓より先は消費機器扱い。
大口供給の定義頻出

大口供給:一の供給地点の年間供給量が10万m³以上の小売供給

(熱量46MJ/m³N、常温・常圧ベース)

10万m³が大口供給の閾値。旧簡易ガス事業の「供給地点数70以上」と混同しないこと。
ガス製造事業の規模要件甲種

製造能力が20万kL/年以上のLNG気化設備を有する事業者

(または相当する規模のガス製造設備)

この規模を満たさない場合は届出不要

LNG換算で20万kL以上が届出義務のある「ガス製造事業者」。
認定高度保安実施制度甲種

保安レベルの高い事業者を大臣が認定する制度

認定期間:7年(更新制)

認定を受けると:工事計画の事前届出等の一部が免除・緩和

認定有効期間は7年。保安実績が良好な事業者が対象。
一般導管事業 vs 特定導管事業

一般ガス導管事業不特定多数の需要家へ供給する導管網の運営 → 許可

特定ガス導管事業特定の供給地点への専用導管 → 届出

一般は「許可」、特定は「届出」—事業の広がりで区別。
ガス小売事業の登録欠格事由

破産者(復権を得ていない者)

② ガス事業法等で禁固以上の刑を受け、執行後2年を経過しない者

③ 登録を取り消され、取消後2年を経過しない者

法人でその役員に①〜③の者がいる場合

欠格事由に該当すると登録不可。刑の執行後・取消後ともに「2年」が期間。
供給区域と供給義務

一般ガス導管事業者は供給区域内で正当な理由なく供給を拒否できない

正当な理由の例:供給能力不足、安全上の理由

最終保障供給:小売事業者が供給しない地域で一般導管事業者が担う

液化ガスの定義

液化ガスとは、35℃においてゲージ圧が0.2 MPa以上となるもの

または35℃で液状のもの

メタン(天然ガス)はこれに非該当(常温常圧では気体)

整圧器とガス工作物の境界

整圧器(ガバナー):ガス工作物に含まれる

ガス栓:最末端のガス工作物

ガス栓より先のガス機器(コンロ・給湯器等):ガス工作物ではない(消費機器)

「ガス工作物」の終端はガス栓。それより先はガス用品または消費機器扱い。
ガス小売事業を開始しようとする者は経済産業大臣に何をする必要があるか?
許可申請
登録申請
届出
正解:イ(登録申請)— ガス小売事業は「登録制」。要件を満たせば登録は拒否できない。
ゲージ圧0.15 MPaのガスは何圧に分類されるか?
判定 0.1 MPa以上1 MPa未満 → 中圧
正解:中圧
次のうちガス工作物に含まれないものはどれか。①整圧器 ②ガスメーター ③ガス栓 ④ガスコンロ
考え方 ガスコンロはガス栓より先の消費機器
正解:④ガスコンロ — 消費機器はガス工作物に含まれない。
2
供給義務・品質・計量管理
カード10枚 / 例題3問
供給計画の届出頻出

対象:ガス小売事業者一般ガス導管事業者ガス製造事業者(特定導管事業者は不要

頻度:毎年度年度開始前に経産大臣へ届出

記載事項:供給区域・供給量・設備計画等

「毎年度・年度開始前」がポイント。開始後では遅い。
託送供給義務と拒否禁止頻出

一般ガス導管事業者はガス小売事業者からの託送供給正当な理由なく拒否できない

正当な理由:供給能力不足、安全・保安上の理由等

導管のネットワークアクセスを保障する制度。「拒否不可」が原則。
最終保障供給

ガス小売事業者が供給しない(撤退等)地域での供給義務

担い手:一般ガス導管事業者

需要家が希望すれば拒否できない

「最後の砦」として一般導管事業者が需要家を守る制度。
託送供給約款の認可・届出頻出

一般ガス導管事業者認可(経産大臣)

特定ガス導管事業者届出

一般→認可、特定→届出。事業の公共性の違いを反映。
熱量・燃焼性の測定頻出

測定頻度:毎日1回以上

測定対象:供給するガスの熱量燃焼性

記録保存:1年

熱量と燃焼性は毎日測定が必須。「常時」ではなく「毎日1回以上」。
圧力の測定頻出

測定頻度:常時(連続測定)

記録保存:1年

圧力は「常時」、熱量・燃焼性は「毎日1回」—違いを押さえる。
ガス成分の許容値頻出

硫黄0.5 g/m³N以下

硫化水素0.02 g/m³N以下

アンモニア0.2 g/m³N以下

測定頻度:毎週1回以上

硫化水素は最も厳しい(0.02)。測定は毎週1回
供給計画の変更届出

変更した場合:遅滞なく変更事項を経産大臣へ届出(法19条2項)

「遅滞なく」=事後届出(変更前の事前届出は不要)

当初届出→年度開始前、変更→遅滞なく

「遅滞なく」は事後届出の共通表現。「事前」ではない点に注意。
計量・記録の保存

熱量・燃焼性・圧力の記録保存期間:1年

成分検査(硫黄・硫化水素・アンモニア)の記録保存:1年

品質関連の記録はすべて1年。使用前検査(5年)と混同しないこと。
最終保障供給約款の届出頻出

最終保障供給約款:届出(認可ではない)

一般ガス導管事業者の託送供給約款:認可(経産大臣)

経産大臣は最終保障供給約款に変更命令を出せる

託送→認可、最終保障→届出。この対比が頻出。
次の測定のうち、測定頻度が「毎日1回以上」ではないものはどれか。①熱量 ②燃焼性 ③圧力 ④成分(硫黄)
考え方 圧力→常時、成分→毎週1回
正解:③圧力(常時)と④成分(毎週1回)— 熱量・燃焼性のみが「毎日1回」。
硫化水素の許容濃度はいくらか?
選択肢 ①0.5 g/m³N ②0.2 g/m³N ③0.02 g/m³N
正解:③0.02 g/m³N — 硫化水素は最も厳しい基準(0.02)。硫黄は0.5、アンモニアは0.2。
一般ガス導管事業者が託送供給約款を設定または変更する場合に必要な手続きは何か?
正解:経済産業大臣の認可。特定ガス導管事業者の場合は届出。
3
工事・保安規程・ガス主任技術者
カード12枚 / 例題3問
工事計画事前届出頻出

届出時期:工事開始の30日前までに経産大臣へ

対象:別表第1に定める工事(一定規模以上の導管工事等)

認定高度保安実施制度の認定事業者:一部の届出が免除・短縮される

「30日前」が試験頻出。届出なく工事を始めると法令違反。
別表第1:届出が必要な導管工事頻出

高圧導管の取替設置500m以上:工事計画届出+使用前検査 両方必要

高圧配管・整圧器(内径150mm以上)の設置:工事計画届出のみ(使用前検査なし

廃止工事:工事計画届出のみ(使用前検査の対象外)

導管取替設置500m以上は両方必要。内径150mm以上の設置は届出のみ。廃止は使用前検査なし。
使用前検査と記録保存頻出

工事完了後、使用開始前に自主検査を実施

検査記録の保存期間:5年

経産大臣への届出は不要(自主検査)

記録保存は5年。品質測定記録(1年)と混同しないこと。
定期自主検査の周期頻出

整圧器液化ガス用ガス発生設備(稼働2千時間/年以内)37か月以内ごと

ガスホルダー導管特定ガス発生設備・液化ガス用ガス発生設備(2千時間超):25か月以内ごと

整圧器と液化ガス用ガス発生設備(2千時間以内)→37か月、ガスホルダー・導管等→25か月。「高圧=37か月」は誤り。
保安規程の届出時期と内容頻出

届出時期:事業開始前に経産大臣へ届出

変更時:変更後遅滞なく届出

主な記載事項(13項目):ガス工作物の工事・維持・運用に関する事項、ガス主任技術者の職務・組織、教育・訓練等

保安規程の遵守義務

事業者および従業員が保安規程を遵守する義務

経産大臣は保安規程の変更命令を出せる

立入検査で保安規程の遵守状況を確認

従業員にも遵守義務あり。事業者だけでなく現場作業者も対象。
ガス主任技術者の選任・届出頻出

選任後:遅滞なく経産大臣へ届出

解任後:遅滞なく届出(新任者の届出も同時に)

資格者から選任する義務あり

選任・解任ともに「遅滞なく」届出。期日の定めはない点に注意。
免状3種の職務範囲頻出

甲種すべてのガス工作物(高圧・中圧・低圧)

乙種中低圧のガス工作物+特定の高圧ガス工作物

丙種特定のガス工作物(政令で定める範囲)のみ

甲>乙>丙の順で扱える範囲が広い。高圧を全部扱えるのは甲種のみ
ガス主任技術者の解任命令甲種

以下4つの条件で経産大臣が解任を命じられる:

職務怠慢(保安業務を行わない)

法令違反の指示を行った

能力不足(職務遂行に支障あり)

保安規程に違反した行為

4条件を一括記憶:怠慢・違反指示・能力不足・規程違反。
ガス主任技術者の義務と権限

義務:誠実に保安業務を遂行する

義務:事業者・従業員の指示に従う義務(通常業務では)

権限:保安上必要な場合は事業者に対し意見を述べる権利

通常は指示に従うが、保安上必要なら意見を述べる権利がある(義務ではない)。
緊急工事の扱い

保安上緊急を要する工事は事前届出なしで開始可能

工事開始後、遅滞なく経産大臣へ届出

緊急時は先に工事→後で届出。「遅滞なく」の事後届出が必要。
工事計画の軽微な変更

計画変更のうち軽微なもの:30日前届出なく変更可能

認定高度保安実施制度の認定事業者:さらに多くの変更が届出不要

「軽微な変更」の定義は省令で規定。主な工法変更等は軽微ではない。
内径100mm・延長600mの導管設置工事は工事計画の届出が必要か?
判定 延長600m≥500m → 届出必要(内径は150mm未満でも延長が500m以上なら届出必要)
正解:届出が必要 — 延長500m以上の条件を満たすため。
高圧のガス工作物の保安業務を担当できる免状の種類として正しいものはどれか。①甲種のみ ②甲種・乙種 ③甲種・乙種・丙種すべて
正解:①甲種のみ(一部の特定高圧は乙種も可だが、すべての高圧は甲種のみ)。
使用前自主検査の記録はどのくらい保存しなければならないか?
正解:5年間 — 品質測定記録(1年)と混同しないこと。
4
ガス用品規制
カード10枚 / 例題3問
ガス用品5品目と熱量上限頻出

① 瞬間湯沸器:70 kW以下

② ガスストーブ:19 kW以下

③ ふろがま:21 kW以下

④ ふろバーナー:21 kW以下

⑤ ガスこんろ:14 kW以下

上限を超える機器はガス用品ではない(業務用等の大型機器)。
特定ガス用品4品目頻出

半密閉式瞬間湯沸器(屋内設置・排気を室内に出す型)

半密閉式ふろがま

半密閉式ガスストーブ

ふろバーナー(全品・密閉式含む)

半密閉式3品目+ふろバーナー全品が「特定」。より厳しい適合性検査が必要。
適合性検査と証明書頻出

製造・輸入前に経産大臣の登録検査機関で適合性検査

技術基準に適合していることを確認

証明書の有効期間:5年

有効期間内は再検査不要で同型式に適用可

証明書は5年有効。更新を忘れると表示が違反になる。
検査記録の保存期間

事業者が保存すべき検査記録:3年間

証明書の有効期間(5年)と混同しないこと

証明書→5年、検査記録→3年
ガス用品の表示義務

表示必須項目:名称・型式・消費熱量・製造業者名・製造年

適合マーク(検定マーク等)の表示も義務

表示なしの製品:販売・貸与禁止

表示禁止命令頻出

技術基準に不適合のガス用品は表示禁止命令の対象

命令期間:1年以内

命令中は適合マークをつけてはいけない(販売不可)

禁止命令は最長1年。期間が定められていることがポイント。
輸入ガス用品の取扱い

輸入品も国内製品と同様の適合性検査が必要

責任を負う者:輸入業者

外国で認証を受けていても日本の基準で再確認が原則

販売・貸与禁止の規定

適合表示(検定マーク等)のないガス用品の販売・貸与は禁止

リース・レンタルも「貸与」として規制対象

違反には刑罰(罰金)あり

型式指定と製造者の義務

型式指定を受けた製品:同型式の全台に適合表示可

製造者は品質管理体制を維持する義務

不適合品が発見されたら自主回収等の措置が必要

ガス用品規制のまとめ比較

【一般ガス用品】:適合性検査→証明書5年→表示→販売可

【特定ガス用品】:より厳格な適合性検査(安全装置等の追加基準)

特定は半密閉式3品目+ふろバーナー。リスクが高い機器が対象。
瞬間湯沸器はガス用品の上限熱量はいくらか?また、この上限を超える機器はガス用品に含まれるか?
正解:70 kW以下がガス用品。70 kWを超えるものはガス用品ではない(業務用等として別の規制対象)。
次のうち特定ガス用品はどれか。①屋外設置式ふろがま ②半密閉式ストーブ ③ガスこんろ ④開放式湯沸器
考え方 特定=半密閉式3品目+ふろバーナー全品
正解:②半密閉式ストーブ — 屋外式ふろがまは対象外、こんろ・開放式湯沸器も対象外。
適合性検査証明書の有効期間と、製造事業者が保存すべき検査記録の保存期間をそれぞれ答えよ。
正解:証明書の有効期間→5年、検査記録の保存期間→3年。
5
消費機器の調査・周知
カード12枚 / 例題3問
周知の頻度頻出

一般の需要家:2年に1回以上

特定地下街等・超高層・特定大規模建物の需要家:1年に1回以上

屋内設置12kW以下の瞬間湯沸器等の使用者:1年に1回以上

一般集合住宅は2年に1回(特定建物ではない)

1年に1回は「地下街・超高層・大規模建物」と特定機器使用者のみ。集合住宅は2年に1回
周知義務が免除される場合頻出

年間使用量50万m³以上の需要家:周知義務免除

年間10万〜50万m³工業用需要家:周知義務免除

これらは自社で専門管理ができると判断されるため

50万m³以上は無条件免除。10〜50万m³は「工業用」が条件。
消費機器の調査頻度頻出

調査頻度:4年に1回以上

調査対象:需要家の消費機器の設置・維持状況

調査義務者:一般ガス導管事業者(またはガス小売事業者)

周知(2年)より調査(4年)の方が頻度が少ない。
不適合時の再通知・再調査フロー頻出

不適合発見 → 再通知(毎年度1回、適合まで継続)

再通知後 → 再調査1か月後〜5か月以内に実施

需要家が拒否しても同様の手順を繰り返す

再調査の期間は「1か月後から5か月以内」。早すぎず・遅すぎずのタイミング。
排気筒設置義務(調理・給湯系)頻出

ガス調理機器・衣類乾燥機(屋内設置):12 kW超のもの → 排気筒必要

瞬間湯沸器(屋内設置):12 kW超のもの → 排気筒必要

貯湯式湯沸器・常圧貯蔵湯沸器(屋内設置):7 kW超のもの → 排気筒必要

調理・瞬間・乾燥機→12 kW超、貯湯・常圧貯蔵→7 kW超で排気筒必要。
排気筒設置義務(暖房・ふろ系)頻出

ガスストーブ(屋内設置):7 kW超のもの → 排気筒必要

ふろがま:すべて(熱量に関わらず)→ 排気筒必要

ふろがまは全品排気筒必要。ストーブは7 kW超が境界。
CF式(自然給排気式)の技術基準甲種

逆風止めの設置(排気の逆流防止)

② 給排気口の有効断面積の確保

③ 排気筒の適切な高さ

風雨圧に対する構造的強度

CF式の4要件:逆風止め・断面積・高さ・風雨圧。屋外開口の安全確保が目的。
地下街のガス供給規制頻出

ガス警報設備の設置義務(ガス漏れを早期検知)

ガス管の接続:金属管等(ゴム管等の使用禁止)

万一漏れた場合の滞留リスクが高いため特別規制

地下街は:警報設備+金属管接続の2点セット。
超高層建築物(60m超)の規制甲種

高さ60m超の建築物:以下のいずれかが必要

自動ガス遮断装置の設置

ガス警報器の設置

(どちらかで対応可、両方でなくてよい)

60mが境界。自動遮断 or 警報器のいずれか1つで可。
周知の方法

書面配布・インターネット・ガス料金明細への同封等

需要家が実際に受け取れる方法であれば可

内容:ガスの安全使用・緊急時の連絡先・注意事項等

消費機器調査記録の保存

調査記録は保存義務あり

不適合の記録は再通知・再調査の証拠として重要

記録がないと再通知・再調査の対応状況が確認できない。
ガスこんろの特例

ガスこんろ:調理用なので基本的に排気筒不要

ただし、業務用大型こんろ等は別途規制

一般家庭用こんろは開放燃焼型が多く、換気で対応

年間ガス使用量が30万m³の工業用需要家に対して、周知義務はあるか?
判定 10〜50万m³の工業用 → 周知義務免除
正解:免除される — 10万〜50万m³の工業用需要家は周知義務が免除される。
屋内設置の瞬間湯沸器(熱量10 kW)に排気筒設置は必要か?
判定 瞬間湯沸器の排気筒必要条件→12 kW超。10 kWは12 kW以下。
正解:不要 — 12 kW以下のため排気筒設置義務はない。
消費機器の調査で不適合が発見され、再通知を行った。再調査はいつ実施すべきか?
正解:再通知から1か月後〜5か月以内に再調査を実施。
6
特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律(特監法)
カード10枚 / 例題3問
特監法の目的頻出

特定ガス消費機器の設置工事に関する監督者の資格等を定める

目的:給排気設備の不備による事故(CO中毒等)を防止する

特監法のキーワード:「給排気設備の不備による事故防止」。施工ミスが原因の事故を防ぐ法律。
特定ガス消費機器の3品目頻出

ふろがま(半密閉・開放を問わず)

湯沸器(瞬間式12 kW超・貯湯式・ストーブ等7 kW超

③ 上記機器に設置される排気筒等(フレキホース含む)

ふろがまは全品。湯沸器等は熱量で判断(瞬間12 kW超/その他7 kW超)。
軽微な工事(特監法対象外)甲種

以下は監督者なしで施工可:

屋外設置の機器の設置工事

② 排気筒の単純変更(長さのみの変更等)

安全装置に変更がない燃焼器のみの交換

屋外は換気の心配がない。軽微な変更は給排気構造に影響しない場合。
施工監督者の資格3種頻出

① 経産大臣指定の講習を修了した者

液化石油ガス設備士

③ 経産大臣が認定した者

3種類を覚える:講習修了・液石設備士・大臣認定。
再講習の期限頻出

施工監督者は3年以内ごとに再講習を受ける義務

期限を過ぎると資格証が無効となる

再講習は3年以内ごと。「3年に1回」ではなく「3年以内ごと」(最大3年)。
監督者の義務3つ頻出

誠実に監督業務を行う

② 施工者の指示に従う(工事の指揮命令系統に従う)

資格証を携帯して工事に従事する

3つの義務:誠実・指示服従・資格証携帯。
施工時の表示義務(4項目)

① 監督者の氏名

資格の種別

登録番号

④ 資格証の有効期限

施工場所に4項目を表示。需要家が資格確認できるようにするため。
特監法の罰則と監督権限

監督権限:経済産業大臣がガス事業者に報告を求めることができる(特監法7条)

無資格者が対象工事を行った場合:30万円以下の罰金(特監法10条)

特監法の監督者は経産大臣が指定する機関の講習修了者等。都道府県ではなく国管轄。
法人と監督者

法人が工事を行う場合でも、施工現場に監督者を配置する義務

法人の代表者が資格を持つだけでは不十分(現場従事者が必要)

特監法と他法の関係

特監法の対象:給排気設備を伴う工事(設置・変更)

ガス事業法:ガス工作物の保安体制全般

ガス用品安全法:機器の製造・販売段階の規制

特監法は「設置工事の施工段階」に特化した法律。
特監法はどのような事故を防ぐことを目的としているか?
正解:給排気設備の不備による事故(一酸化炭素中毒等)を防止することを目的とする。
施工監督者になれる資格は3種類ある。すべて挙げよ。
正解:①経産大臣指定の講習修了者、②液化石油ガス設備士、③経産大臣が認定した者。
屋内に設置された半密閉式ふろがまを同型の新品に交換する工事(排気筒はそのまま使用)は特監法の対象か?
考え方 安全装置に変更なく燃焼器のみ交換→軽微か?排気筒の変更がない燃焼器交換は軽微に該当する場合がある
正解:安全装置に変更がなく排気筒もそのままであれば「軽微な工事」として監督者不要の場合がある。ただし実務では確認が重要。
7
事故報告
カード10枚 / 例題3問
大臣+部長へ報告する事故(①〜⑫号)頻出

死亡事故(1人以上)

500戸以上の供給停止

24時間以上の製造設備の支障

→ 以上は経産大臣+産業保安監督部長の両方に報告

死亡・500戸以上・24時間以上が「大臣+部長」の3大条件。
速報・詳報の期限頻出

速報:事故発生を知ってから24時間以内

詳報:事故発生から30日以内

速報→24時間(知ってから)、詳報→30日(発生から)。起算点が異なる!
部長のみに報告する事故頻出

100戸以上500戸未満の供給停止

10時間以上24時間未満の製造設備の支障

産業保安監督部長のみ、詳報のみ(速報は不要)

100〜500戸・10〜24時間は「部長のみ+詳報のみ」。速報(24時間以内)は不要。大臣報告は500戸以上・24時間以上のみ。
報告不要の規模

供給停止:100戸未満→ 報告不要

製造支障:10時間未満→ 報告不要

閾値整理:100戸・500戸、10時間・24時間の4つを覚える。
⑬号:自然災害による事故甲種

自然災害(地震・台風等)が原因の事故

報告期限:大臣が指定した期限内(通常の30日とは異なる場合あり)

大規模災害では期限が延長されることがある

⑬号だけ「大臣指定期限」。災害規模に応じて柔軟に対応。
⑮〜⑲号の報告と期限甲種

⑮〜⑲号(特殊な事故:重傷者・社会的影響等)

報告期限:事故を知った時から24時間以内(速報のみ)

詳報:様式15で提出

⑮〜⑲は速報が「知った時から24h」。①〜⑭とは様式も異なる(様式15)。
詳報の様式区分甲種

①〜⑭号の事故詳報:様式14

⑮〜⑲号の事故詳報:様式15

①〜⑭→様式14、⑮〜⑲→様式15。番号と様式番号を対応させて覚える。
速報の提出方法

電話・FAX等の緊急手段で速報(書面は後日)

速報後、正式な書面(詳報)を30日以内に提出

速報は「まず知らせる」が優先。書面は後から詳報で。
死亡事故の報告フロー

死亡事故発生 → 知ってから24時間以内に速報(大臣+部長)

→ 事故発生から30日以内に詳報(様式14)

死亡は「大臣+部長」報告が必須。速報→詳報の2段階を忘れずに。
供給支障・製造支障の報告基準まとめ

【供給停止】500戸以上:大臣+部長 / 100〜500戸:部長のみ / 100戸未満:不要

【製造支障】24時間以上:大臣+部長 / 10〜24時間:部長のみ / 10時間未満:不要

2×3のマトリクスで整理。供給停止は「戸数」、製造支障は「時間」で判断。
300戸の供給停止事故が発生した。誰に、いつまでに速報を行うか?
判定 100〜500戸→部長のみ。速報は知ってから24時間以内。
正解:産業保安監督部長のみに、知ってから24時間以内に速報。大臣への報告は不要。
①〜⑭号の事故の詳報はいつまでに、どの様式で提出するか?
正解:事故発生から30日以内に様式14で提出。⑮〜⑲号の場合は様式15。
速報と詳報の期限の起算点はそれぞれ何か?
正解:速報→「事故の発生を知った時」から24時間以内。詳報→「事故の発生」から30日以内。起算点が異なる点に注意。
8
技術上の基準を定める省令(技省令)
カード14枚 / 例題3問
技省令の性格頻出

性能規定:達成すべき目標を定め、具体的手段は事業者が選択

根拠法:ガス事業法・経産省令

対象:製造設備・供給設備(導管・整圧器等)の技術基準

「性能規定」が最大のポイント。仕様(どうやるか)ではなく目標(何を達成するか)を規定。
保安距離頻出

製造設備等から住居まで:30m以上

製造設備等から学校・病院まで:100m以上

住居→30m、学校・病院→100m。公共施設は3倍以上の距離が必要。
耐圧試験の基準頻出

試験圧力:最高使用圧力の1.5倍以上

試験方法:水圧試験が原則(液体による加圧)

異常(変形・漏れ等)がないことを確認

耐圧試験=1.5倍。気密試験(1倍以上)と混同しないこと。
耐圧試験の除外設備甲種

耐圧試験を行わなくてよい設備(性能検査等で代替):

排送機・圧送機・圧縮機・送風機(回転機器)

整圧器

液化ガス用ポンプ・昇圧供給装置

整圧器のみ気密試験が必要。排送機・圧送機・圧縮機・送風機・液化ガス用ポンプ・昇圧供給装置は気密試験も除外。
気密試験の基準頻出

試験圧力:最高使用圧力以上の圧力

整圧器:耐圧試験は除外だが気密試験は必要

排送機・圧送機・圧縮機・送風機:耐圧試験も気密試験も除外

液化ガス用ポンプ・昇圧供給装置:耐圧試験も気密試験も除外

整圧器のみ気密試験必要。回転機器・液化ガス用ポンプ・昇圧供給装置は気密試験も不要(引っかけ注意)。
安全弁の設置義務頻出

設置対象:高圧・中圧の製造設備の容器

機能:設定圧力を超えたとき自動的に開放して圧力を下げる

低圧設備:安全弁設置義務なし(圧力レベルが低いため)

安全弁は高圧・中圧の容器が対象。低圧は不要。
付臭の基準頻出

付臭対象:低圧のガスのみ(高圧・中圧は不要)

付臭量:ガス容積の1/1000以上の臭気を付加

目的:ガス漏れを早期に感知するため

付臭は低圧のみ1/1000以上の2点が重要。高圧・中圧は設備管理で対応。
防液堤の設置と容量甲種

設置場所:液化ガス貯槽の周囲

容量:当該貯槽の最大容量の110%以上

目的:液化ガス漏洩時に敷地外への流出を防ぐ

防液堤は貯槽容量の110%以上。100%では万一の増量に対応できないため。
導管の漏えい検査頻度頻出

高圧導管特定管理管1年に1回以上

その他の導管(中低圧等):4年に1回以上

高圧・特定管理→1年、一般中低圧→4年。リスクが高いほど頻度が高い。
ガスメーターの自動遮断条件甲種

① 地震:250ガル以上の加速度を検知

② 流量:通常使用量の2倍超の流量が継続

③ 圧力:0.2 kPa以下に低下(異常低圧)

3条件:地震250ガル・流量2倍超・圧力0.2 kPa以下。マイコンメーターの自動遮断機能。
高圧導管の設置禁止場所甲種

建物の内部(地下も含む)

② 建物の基礎面下

理由:漏洩時に危険なガスが滞留・爆発リスクが高い

高圧導管は建物内部・基礎面下に設置禁止。低圧や中圧の制限とは異なる。
整圧器(ガバナー)の規定甲種

通常:不純物除去装置(フィルター等)の設置が必要

例外:一使用者向け(専用供給)の整圧器は不純物除去装置の設置が免除

一使用者向け整圧器は不純物除去装置が免除。一般供給用は免除なし。
昇圧供給装置の規定甲種

対象:18.5m³未満の需要家向け昇圧供給装置

点検頻度:14か月に1回以上

18.5m³未満・14か月に1回の2つのセットで覚える。「昇圧」=圧力を上げる装置。
電気防食

目的:埋設導管の電気化学的腐食を防ぐ

方式:外部電源式(電流を流す)・流電陽極式(犠牲陽極法)

高圧・特定の中低圧導管で義務化

外部電源式 vs 流電陽極式(亜鉛等の金属を犠牲にして守る方法)の2種類。
整圧器(ガバナー)は耐圧試験と気密試験のどちらを実施しなければならないか?
考え方 耐圧試験→整圧器は除外対象。気密試験→整圧器も必要。
正解:気密試験のみ実施が必要。耐圧試験の除外対象:排送機・圧送機・圧縮機・送風機(回転機器)、整圧器等、液化ガス用ポンプ、昇圧供給装置。
ガスの付臭義務がある圧力区分はどれか。①高圧のみ ②中圧のみ ③低圧のみ ④すべて
正解:③低圧のみ — 高圧・中圧は設備管理でリスク対応するため付臭は不要。
高圧導管の漏えい検査は少なくとも何年に1回実施しなければならないか?
正解:1年に1回以上 — 特定管理管も同様。一般の中低圧導管は4年に1回以上。