供給 part2 整圧器とその管理

この教材は旧サイト「ガス主任ハック」(〜2026年5月)で公開していた解説を、2026年7月時点の法令に合わせて更新のうえ再掲載しています。
解説供給 part2 整圧器とその管理

整圧器の基本構造

整圧器

  • 二次圧力を信号源、一次圧力又は二次圧力を駆動源として作動する自力式圧力調整弁のことで、二次圧力を一定圧力に保つ機能を有している

直動式整圧器

  • 小容量の場合に適している
  • 低差圧でも使用できる
  • 二次圧力を駆動圧力としている
二次圧力が低下した場合

二次圧力が低下するとスプリングがダイヤフラムを押し下げる。それによってメインバルブが開き、ガスの流量を増加させ、二次圧力を設定圧力に戻すように作動する
二次圧力が上昇した場合

二次圧力が上昇するとダイヤフラムがスプリングを押し上げる。それによってメインバルブが閉じ、ガスの流量を制限し、二次圧力を設定圧力に戻すように作動する

パイロット式整圧器

  • 一次圧力を駆動圧力にし、作動
  • 大容量かつ要求流量制御範囲が大きい場合に適している
  • 一次圧力と二次圧力の差圧が一定以上確保されない場合、作動できなくなる
  • オフセットシフトロックアップは小さい
  • アンローディング型とローディング型とがある
アンローディング型
  • レイノルド式整圧器等がある
  • 二次圧力が上がると駆動圧力が増大し、開度が減少する
ローディング型
  • フィッシャーガバナ等がある
  • 二次圧力が下がる駆動圧力が増大し、開度も増大する
アキシャルフロー式(軸流)整圧器
  • ダイヤフラムとメインバルブをゴムスリーブ一枚で共用しコンパクト

整圧器の特性

静特性

  • 定常状態における流量と二次圧力の関係を静特性といい、オフセット、ロックアップ、シフトがある。
オフセット
  • 特定の流量時における二次圧力を基準状態としたとき、流量が増大するに従い、二次圧力は基準状態の圧力より低下する。このずれをオフセットという
ロックアップ
  • 流量がゼロになるとメインバルブは締切状態になる。この時二次圧力は基準状態の圧力より高くなるが、この締切圧力と基準状態の圧力との差ロックアップという
シフト
  • 一次圧力、大気圧又はスプリング(又はウエイト)が変化すると、駆動圧力が変化し流量曲線が全体的に基準状態時の流量曲線からずれる。このことをシフトという。
意味は分からなくていいので出てくる文言で覚える
流量増大に従い→オフセット、締切圧力→ロックアップ
流量曲線→シフト

動特性

  • 流量の変化に対する応答の敏速性安定性のこと
  • 負荷変動が大きいところに使用される整圧器にとって重要な特性

二次圧力の異常上昇、低下

  二次圧力異常上昇 二次圧力異常低下
共通 ・メインバルブへのダスト類のかみ込みによる締切不良 ・フィルターのダスト類詰り
直動式 ・省略 ・省略
アンローディング型 ・省略 ・省略
ローディング型 ・省略 ・省略
アキシャルフロー式 ・ゴムスリーブ下流側破損 ・ゴムスリーブ上流側破損
手を動かす一問一答(旧サイトのミニテストより)
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